日本時間9月9日(現地時間9月8日)、Android 11の正式版がGoogleのPixelスマートフォン(Pixel 2、3、3A、4、4A)向けにリリースされました。
同日よりAndroid 11ベータ版もOnePlus 8、OnePlus 8 Pro、Oppo X2、Reno 3で利用可能になりました。
ただし、この配信はローリングアウトという性質上、現時点で簡単にPixelをAndroid 11にアップデートできる人もいれば、できない人もいます。

既にお手元のスマホでAndroid 11のアップデートができる場合は、次の手順でアップデートしましょう。
- スマホがWi-Fiに接続していることを確認する。
- 「設定」→「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」をタップする。
運がよければ、最新のAndroid 11が手に入るでしょう。(先に「アップデートの確認」をタップする必要があるかもしれません)。
アップデートする際に大事なデータが失われるリスクがあるので、事前にすべてバックアップしておきましょう。
一方、まだロールアウトに至っていないけれど待ちきれない人は「ハードモード」と呼ばれるもう少しクリエイティブな方法でAndroid 11を手に入れることができます。
「ハードモード」と言っても、それほど難しくありませんが、人によっては、これまでに試したことがないような新しいやり方かもしれません。
「ハードモード」:マニュアルでAndroid 11をインストールする方法

- AndroidをPC(WindowsでもMacでもOK)に接続して、「設定」アプリを起動する。
- 一番下までスクロールして、「端末情報」をタップする。
- 次の画面を下にスクロールして、スマホの「開発者モード」のロックが解除されるまで「ビルド番号」をタップする(画面を見ていれば解除できたことがわかります)。
- メインの「設定」画面に戻り、「システム」→「詳細設定」→「開発者向けオプション」と進む。
- 膨大なメニューの中から、「OEMロック解除」と「USBデバッグ」の2つを有効にする。
- Androidのホーム画面に戻る。
- Android SDK Platform-Toolsをダウンロードして、PCの中のどこかで解凍する。
- Pixelに適したOTAイメージをダウンロードする:まずデバイスを探し、次に下にスクロールして「11.0.0」イメージを取得。SDK Platform-Toolsを解凍したときと同じフォルダに保存またはコピーする。
ここまでできたら、このプロセスの大変な分はほとんど済みました。スマホはまだPCに接続しておいてください。
- コマンドプロンプト(またはターミナル)を起動して、SDK Platform-Toolsを解凍したディレクトリーに移動する。
- 「adb reboot recovery」と入力し、Enterキーを押す(再起動時にメニューの代わりに壊れたandroidのようなロゴが表示されたら、デバイスの電源ボタンを押したまま、音量アップのボタンを押し、電源ボタンを離す)。
- 音量ダウンボタンを使用して[Apply update from ADB]をハイライトし、電源ボタンを使用して選択する。
- コマンドプロンプトに「adb sideload [ダウンロードしたOTAイメージの名前]」と入力する。
- 「今すぐシステムを再起動する」をハイライトして、電源ボタンを使用して選択する。
デバイスがAndroid 11で再起動して、アップデートは完了です。
これは、「設定」→「端末情報」→「Androidバージョン」でいつでも確認できます。
また、「設定」→「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」にアクセスして、お使いのスマホに新しいアップデートがないかトリプルチェックすることもできます。
問題がないようなら、「開発者オプション」に戻り(「設定」→「システム」→「 [開発者オプション」)、「USBデバッグ」を無効にします。
さあ、これで、いよいよAndroid 11が使えます。あと、Android Statueでもいつでもチェックできますよ。
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Screenshot: David Murphy
David Murphy – Lifehacker US[原文]