私たちはみな、大きな目標を掲げ、達成すると誓います。しかし、それを実際に叶えられる人はごくわずかです。

原因はおそらく、自分の個性に合わせたオリジナルの計画をつくらないといけないと思いこんでいるからでしょう。自分のことは自分が一番よく知っているはずだ、というわけです。

しかし、そうではないのです。多くの人が、自分で自分に限界をつくっているだけなのです。本当は、自分で思っている以上のことができます。

自分で決めたはずの計画がうまくいかないのは、そのせいです。

もちろん、あなたは頑張るつもりです。でも、本当はもっと頑張れます。

あなたは長時間働くつもりです。でも、実際はもっと長く働けるのです。

あなたは限界まで頑張るつもりです。でも、本当はもっとクレイジーにだってなれるのです。

多くの人は、最初は簡単にゆっくりと始めようとします。心のセーフティーネットを広げながら始めるわけです。

そして、数日のうちに、思ったような進歩が見られないこと、現在地とゴールの間に大きな隔たりがあること、この先へ進むには新たな意志と決意が必要なことに気づきます。

この時、この理由により、私たちはゴールを諦めます。

意欲が足りなかったからではありません。精神的な強さが足りなかったからでもありません。掲げた目標が自分にとって重要でなかった、意義がなかった、価値がなかったからでもありません。

うまくいかなかったのは、簡単にゆっくりと、安全にスタートしたことが原因です。自分にチャンスを与えなかったからなのです。

まずは理想像を見つけよう

次からはこうしてください。自分が達成したい目標をすでに達成した人を探すのです。それは起業した人、マラソンを走った人、減量に成功した人、経済的自由を手に入れた人かもしれません。

必要な努力を甘く見積らない人で、起業したいなら電話を1日40件かけることから始めなければならないと言ってくれる人を見つけてください。

あなたがマラソンを走りたいなら、5キロのランニングとウォーキングから始めるべきだと言ってくれる人です。

経済的自由を手に入れたいなら、出費を極限まで切り詰めることから始めなさいと言ってくれる人を探してください。

まず何をすればいいのか、しっかりとプロセスを教えてくれる人を見つけましょう

「2週間ルール」に取り組む

そう、2週間です。目標が何であれ、まずは2週間、教えられたプロセスに全力で取り組んでください。

なぜ2週間かって? 2週間ならどんなことだってできるからです(できないと言うなら、おそらくその目標はあなたにとってあまり重要ではないのでしょう)。

そして、2週間後、あなたは確実に何らかの達成を味わっているはずです。進歩や努力の成果を実感しているということです。そのことが何よりも重要です。

ゴールはまだはるか彼方だとわかっていても、到達できない距離ではないと感じられるはずです。あなたがやるべきなのは、ただ続けることです。そして、あなたにはそれだけの力が十分にあります。

2週間をどう過ごす?

最初の2週間は、その日にやるべきタスクだけに集中してください。翌週のことや翌月のことを考えてはいけません。

「この先一体何件の電話をかけなければいけないのか」「何キロ走らなければならないのか」「いくら貯金しなければならないのか」などと考えてはいけません。

今日のことだけに集中してください。明日のことは明日考えてください。

そうすれば、2週間後、できると思っていた以上のことを達成していることに気づくはずです。

それは、あなたが自分にチャンスを与えたからです。自分にどれほどの力があったかを証明するチャンスを。

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