終わりが見えない不安に苛まれ、打ちのめされたような気持ちが続くのが最近は当たり前のことになってきた気がします。
家で過ごす時間がこんなに増えると、物事をすべて把握してきちんと取り仕切れるようになると思うかもしれませんが、そうならない人がほとんどです。
(早い段階でPCR検査を済ませ、Pinterest映えするクローゼットとパントリーがある人は、当てはまらないかもしれません。とはいえ、片付けるべき仕事をすべて投げうって、そういう状態を手に入れている人はやはり該当します。)
『Becoming the New Boss』の著者であるNaphtali Hoff博士が、SmartBriefの記事で、ToDoリストは最も重要なタスク(MIT: Most Important Task)から始めることを推奨しています。
MITは一度まとまった時間を取れば終わるタスクであることもあれば、数日にわたるタスクである場合もあります。
カレンダーに最優先事項を真っ先に入れないと、それ以外のことで振り回されて時間的にも精神的にも余裕がなくなってしまいます。
では、どのタスクが本当のMITか見分けるにはどうすればいいのでしょうか?
Hoff博士は、次の6つの質問を自問して確認する必要があると言います。
1. 今日中にしなければならない最も重要なタスク(2~3個)はどれか?
片付けるべきタスク全体を見回して、その中のどれを今日中に片付けると一番助かるか、見極めましょう。
2. そのタスクにはどのような価値があるか?
リストの各項目を実行することで、どのような種類の見返りがあるか考えましょう。
本当に成功するためには、することすべてが価値を伴う必要があります。
この場合の『価値』は必ずしも単純明快なものではありませんが、どの行ないが目論見通りに最大の利益をもたらすか、明確に把握する必要があります。
3. 目標に結びつくタスクか?
誰にでも目標があります。ToDoリストのタスクの中でその目標の達成に役立つものはどれでしょう? 「それがMITだ」とHoff博士は言います。
4. しばらく気になっているタスクか?
ToDoリストに載っていて、どうしても考えずにいられないタスクはありますか? あるいは、特に長い間気になっているタスクはあるでしょうか?
あるとしたら、それがMITかもしれません。
5. 長い間先延ばししているタスクか?
あるタスクが長い間頭から離れないとしたら、そのタスクを先延ばししてきたせいかもしれません。
MITの中には、これ以上ないほど長い間先延ばししてきたものがあります。
もしかしたら、それは少し難しかったり、リスクがあるタスクなのかもしれません。あるいは、コンフォートゾーンから飛び出さないとできないタスクかもしれません。
そういう理由で先延ばししているなら、今こそそのタスクに取り組みましょう。
6. そのタスクを済ませると本物のMITに着手できるか?
矛盾する感じがするかもしれませんが、Hoff博士によれば、「それ自体はそれほど重要なタスクではなくても、MITに着手する道を開いてくれるタスクかもしれません」とのこと。
たとえば、小さなプロジェクトを誰かに頼んでやってもらうと、スケジュールに余裕ができて本当に重要なタスクに取り組めるかもしれません。
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Image: Oleksii Didok/Shutterstock.com
Elizabeth Yuko – Lifehacker US[原文]