「Files by Google」は、Androidスマホの空き容量を管理して、データをクラウドや別のデバイスに安全に転送できる便利なアプリです。
最近、個人ファイルを暗号化し、PINで保護されたフォルダに入れてロックできる「Safe Folder」という機能が新しく追加されました。
「Safe Folder」に移動したファイルは、「Files by Google」からしかアクセスできなくなり、他のアプリでは表示されません。
たとえば、「Safe Folder」に移した写真は、カメラロールとGoogle フォトからは見えなくなり、そのフォルダの中身のスクリーンショットは撮れません。
わかりやすい使用例をいくつかご紹介します。
PINで保護され、暗号化されたフォルダをスマホのローカルに保存することは、デバイスやクラウドでオープンにアクセスされたくない秘密のドキュメントを保存するには賢明な方法です。
個人の身分証明書、財務資料、税務資料、家族に関する重要な情報などがこの場合の秘密のドキュメントに当たります。
「Safe Folder」の機能は簡単に使用できますが、今すぐ試すには「Files by Google」のベータ版をダウンロードする必要があります。そうでなければ、安定したバージョンがリリースされるまでしばらく待つことになります。
「Files by Google」で「Safe Folder」を設定する方法

- 「Files by Google」を開く。
- 下のメニューから「閲覧」をタップする。
- 初めて使う場合は、「Safe Folder」をタップして、フォルダのPINを設定する。PINは予想しにくいものにすること。ただし、PINを忘れると「Safe Folder」に移したファイルを見ることができなくなるので、自分が記憶できるものにする。
- 「OK」をタップして新しいPINをコンファームする。
- PINを設定したら、「閲覧」タブに戻る。そこから、「Safe Folder」に入れたい具体的なファイルを閲覧したり検索できる。
隠したいファイルをすべて移動させる方法
次は、隠したいファイルをすべて移動させる方法です。
「Safe Folder」にファイルを移動すると、このアプリの「リスト」と「グリッド」の閲覧レイアウトにわずかな違いが生じます(右上のレイアウト・アイコンをタップすると片方のモードからもう片方のモードにすばやく切り替えられます)。
- 「リスト」表示の場合:ファイル名の右側にある三角形のアイコンをタップしてドロップダウンメニューを開き、「安全なフォルダに移動」を選択する。
- 「グリッド」表示の場合:ファイルを長押ししてから、右上の3点アイコンをタップして、「安全なフォルダに移動」を選択する。
- 複数のファイルを移動する:ファイルを長押しして、上記のどちらかのレイアウトで複数選択モードを有効にしてから、移動するファイルを1つずつ選択する。3点アイコンをタップして、メニューから「安全なフォルダに移動」を選択する。
指示が表示されたら「Safe Folder」のPINを入力し、「次へ」をタップしてファイルを移動します。
「Safe Folder」からファイルを取り出す方法
- 「Files by Google」の閲覧タブで「Safe Folder」を開く。
- PINを入力して「次へ」をタップ。
- 上記のステップでファイルを選択し、メニューから「Safe Folderから取り出す」をタップすると、そのファイルがもともと保存されていたフォルダに戻る。
「Safe Folder」のPINを変更する方法
「Files by Google」のPINはいつでも変更できますが、変更するためには現在のPINを記憶している必要があります。
- アプリの左上にある3本線のメニューアイコンをタップしてサイドバーを開く。
- 「設定」→「Safe Folder」→「PINの変更」と進む。
- 現在のPINを入力して「次へ」をタップする。
- 新しいPINを作り、「次へ」をタップ。新しいPINをもう一度入力してコンファームする。
- 最後に「次へ」をタップして変更を保存する。

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Image: Bangoland (Shutterstock)
Screenshot: Brendan Hesse
GIF: Google
Brendan Hesse – Lifehacker US[原文]