求人に応募するときのプロセスには、いくつかの段階があります。
ありきたりな履歴書とカバーレターを送るだけではダメで、その仕事に合わせてさまざまな点を調整する必要があります。
そうすることで、自分のいいところをアピールできるのでこれはもっともな話なのですが、これをうまくやるのはなかなか大変です。
求人に応募しようと準備するときには、履歴書の見栄えをよくすると、必ずやあなたのプラスになります。ですが、見栄えのいい履歴書とは、一体どのようなものなのでしょう?
履歴書の書き方を指南するウェブサイト「ResumeLab」は、履歴書のプロ100人から意見を聞き、求職者が履歴書を書くときにしがちな最も多いミスと、それを避ける方法を突き止めました。
今回は、「やってはいけないこと」のトップ3をご紹介しましょう。
1. 「キーワード」不足
先ほども言いましたが、大事なことなのでもう一度繰り返します。
私たちはつい、応募するどの仕事に対しても、同じ履歴書を送ってしまいがちです。けれども残念ながら、それではうまくいきません。
実のところ、今回の調査に参加した履歴書のプロたちは全員、そのせいで履歴書が即座に却下されてしまうかもしれないと言っています。
そうなる運命を避ける一番いい方法は、履歴書の下書きに手を加えて、求人情報に書かれているキーワードをそこに盛り込むことです。
提出する履歴書を、応募する仕事の要件に合うように手直しする必要があります。
それほど難しいことではありません。実のところ、履歴書に含めるべきキーワードは求人票を見れば明らかなのですから!
なぜ、これがそれほど重要なのでしょう?
まず第一に、ほとんどの大企業では今や、履歴書が人間の意思決定者に届く前に、採用管理システム(ATS)で履歴書をスキャンするようになっています。
ATSは履歴書をスキャンして、関連するキーワードを探すようにプログラムされています。もしキーワードが見つからない場合は不合格です。ただそれだけのことです。
さらに、求職者は、履歴書で自分がその仕事にぴったりの人材であることを示さなければなりません。
必要とされるスキルや、専門分野に関連するキーワードを用いなければ、それをアピールすることは実質的に不可能です。
求人に応募する際には、たくさん応募すればするだけいいと思えるかもしれません。
ですが、少し時間をかけて応募する仕事のキーワードに触れることで、履歴書を目立たせることができます。少なくとも、完全に見落とされるような事態は避けられるはずです。
2. 仕事にふさわしくないメールアドレス
あなたが仕事の応募に使うメールアドレスに、氏名以外のものや、“センス抜群”の数字が含まれているのでは?
もしそうなら、新しいものを作ったほうがいいでしょう(たとえ応募に使うだけでも)。
履歴書のプロたちの全員が、仕事用としてふさわしくないメールアドレスを履歴書に記載するのは大問題だと言っています。
メールアドレスに含めていいのは、
- 名前
- イニシャル
- 数字
だけです。
また彼らは、求人応募には今の仕事のメールアドレスを使わないほうがいいともアドバイスしています。「プロ意識に欠けて見え、その人の誠実さを疑わしいものにする」からです。
3. 誤字やタイプミス
これについては言うまでもないでしょう。
履歴書を送る前に、タイプミスがないかチェックしましょう(ほかの人にチェックしてもらってもいいと思います)。その後、さらにもう一度チェックしましょう。
うっかり間違えて、タイプミスを残してしまうことは誰にでもありますが、こうしたミスは履歴書では避けるべきです。
履歴書のプロたちの99%が、誤字やタイプミスは大きな問題で、そのせいで履歴書がリサイクルボックス行きになってしまうかもしれないと話しています。
あわせて読みたい
Image: Africa Studio/Shutterstock.com
Source: ResumeLab
Elizabeth Yuko - Lifehacker US[原文]