私は間違いなく朝型の人間です。
そう聞いた時点で続きを読むのをやめたくなる人もいることでしょう。よくわかります。私もかつては同じように感じていました。
ただしそれは、朝一番でどれだけのことを達成できるかに気づくまでのことです。
私にとって「朝一番」とは、午前5時から7時までを指しています。この時間帯が私のスイートスポットで、ほかの時間帯よりも明らかに生産性が高くなります。
みんなが眠っている間に動き出すのは、単にそうすることが好きだというだけでなく、4人の幼い子どもを持つライターとして、そうしなければならないという現実があります。
そして、できるだけ生産性を高めるべく毎日のルーティンを模索してきたわけですが、その根幹には「朝一番の法則」があります。どうやら、この法則を知っているのは私だけではないようです。
ビル・ゲイツ、ハワード・シュルツ、ジェフ・ベゾスといった、私よりはるかに生産的な人たちも、この法則を重視しています。
生産性高い人たちも実践する「朝一番の法則」
「朝一番の法則」とは、朝起きて最初に何をするかで、その日の生産性が決まるという考え方です。そして、多くの最も生産性が高い人たちにとって、朝一番のタスクが仕事ではないと聞けば驚くかもしれません。
なぜそうなのかは後で議論するとして、まずは最も生産性の高い人たちの朝のルーティンを見ていくことにします。
たとえばビル・ゲイツは、教育用DVDを見ながらランニングマシンをすることから一日を始めると言っています。
TwitterのCEOであるジャック・ドーシーは、30分間瞑想してからワークアウトをするそうです。
そしてハワード・シュルツは、朝早く起きてエクササイズやサイクリングをしてから、仕事に取り掛かると語っています。
ジェフ・ベゾスが、午前10時ごろまではビジネス会議を開きたがらないことはよく知られています。朝一番は、会議のかわりに自宅でほかのことをするそうです。
朝一番に仕事以外のタスクをすべき理由
朝一番に仕事以外のことをすべき理由は次の通りです。
多くの人は、ベットから出るとすぐにスマホを手にとり(順番が逆の場合もある)、メールや通知、Twitter、ニュースフィードをチェックしはじめます。
つまり、目覚めた瞬間から自分の心と体にとって重要なことをする時間を作るかわりに、外部の刺激に反応してしまっているわけです。
この朝の自分のための時間は、みなさんが考えている以上に重要なものです。朝一番ですることが、その日の方向性を決めます。
朝一番から他者の緊急ニーズに対応しはじめてしまえば、自分の重要なニーズに答えるための時間がとれなくなってしまうかもしれません。
これは、現在、多くの人がそうであるリモートワークにおいてとくに重要です。
リモートワークでは、職場と生活の場の間に物理的な境界がありません。仕事とプライベートが簡単に入り混じってしまいます。
ですので、仕事以外に時間を使うことから1日を始めてください。そうすれば、1日の生産性が驚くほど高まることがわかるでしょう。
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Image: theskaman306/Shutterstock.com
Source: Trello
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