iOSでバッテリーが異常に消費されるという不具合が報告されています。原因はAppleの「ミュージック」アプリだと思われます。このアプリがバッテリーを急速に消費するという報告が多数あり、なかにはバッテリー消費の95%を占めていたという報告もあります。
この問題はさまざまなiOSデバイスで発生していますが、最近のケースのほとんどは、iOSバージョン13.5.1を搭載したデバイスで起きているようです(それ以前のバージョンでも報告されています)。
不具合の原因はまだわかっていない
とはいえ、まだバグの原因は特定されておらず、ミュージックアプリがバッテリーを異常に消費する理由はわかっていません。また、残念ながらバグの修正も行われていません。
iOS 13.5.1へのアップデートの後、同様の問題が多数報告されているにもかかわらず、Appleはまだこのミュージックアプリのバグについて何もコメントしていません。
今後、さらにこのバグを報告するユーザーが増えれば、公式な修正パッチがリリースされる可能性はあります。
それまでの間は、「対処療法」で凌ぐしかありません。最も効果的なのは、ミュージックアプリを削除することです。削除&再インストールでバグが治るケースもあるようですが、そうでない場合もあります。
7つの解決策
以下に、Mac Rumorsに投稿されたいくつかの解決策を掲載しておきます。
- ミュージックアプリを強制終了する
- iPhoneを再起動/復元する
- 音楽アプリを削除してから再インストールする
- 自動ダウンロードをオフにする([設定]>[ミュージック]>[自動ダウンロード])
- バックグラウンドアプリの更新をオフにする([設定]> [一般]> [Appのバックグラウンド更新]> [ミュージック])
- モバイルデータをオフする([設定]> [ミュージック]>[モバイルデータ通信])
- ミュージックライブラリのすべてのダウンロードをキャンセルする。
このいずれも確実な方法ではないので、いくつか試す必要があるでしょう。
ミュージックアプリを削除&再インストールして、設定を変更してもまだバッテリーの大量消費が止まらないときは、とりあえずアプリを削除しておくしかありません。
アプリが使えないあいだは、HomePodやウェブブラウザで音楽を楽しんでください。
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Image: Shutterstock
Source: Mac Rumors
Brendan Hesse - Lifehacker US[原文]