パンデミックが発生してから2カ月以上が経過した今、多くの人が、安全で持続可能な新しい生活様式(ニューノーマル)を模索し始めています。外出禁止疲れは現実です(The Atlantic)

普段から慎重な人たちでさえ、この状態がいつまで続くのかわからないなか、適切な予防策を取り続けることに困難を覚えています。

今後は、安全を保ちながら、友人や家族と交流する方法を見つけることが、重要となります。多くの地域がロックダウンを解除しつつあるとはいえ、ロックダウンに至る原因となった脅威は、まだ消えさってはいません。

今回は、友人や家族と安全に交流するために、頭に入れておきたいガイドラインを紹介します。

1. これまでと同じルールを適用する

2メートルの距離を保ち、こまめに手を洗い、できるだけ物に触れず、可能なかぎりマスクを着用する、というこれまでのルールを今後も守ってください。

街にはまだ多くの感染者が存在する一方、検査を受けられる人の数は限られています。自分が住んでいる地域の状況をウォッチしてください。

特に、感染者の多い地域、最近急増した地域に住んでいる人は、十分な注意が必要です。

2. 集まるなら屋内より野外

人と集まるなら、公園や庭などの野外のほうが、屋内よりも基本的に安全です。

野外のほうが2メートルの距離を保ちやすいうえ、汚染された物に触れる機会も少なく、換気も良好です。閉鎖された空間では、他人が吐き出す汚染された空気を吸いやすく、感染リスクも高くなります。

ジム通いを再開するとき、感染リスクを下げるために意識すべきこと

ジム通いを再開するとき、感染リスクを下げるために意識すべきこと

3. 人と長時間一緒にいるほどリスクは高まる

一般的に、ウイルスが存在する環境に長くいるほど、感染するリスクが高まります。

マサチューセッツ大学ダートマス校の免疫学者Erin Bromage氏は、このリスクを次の方程式で表しました。「感染リスク = ウイルス曝露量 × 時間」

ですので、会合の時間を制限することをおすすめします。

同居人ではない人たちと一緒に過ごす時間が長くなるほど、汚染された物に触れたり、2メートルの距離を保てなくなる可能性が高まり、結果ウイルスに感染するリスクも高くなります。

4. 物に触れるときは注意する

ドアノブやテーブル、スイッチなど、他人が触れた可能性のある物に触れると、当然ながら感染リスクが高まります。

ですので、集まるときは、他の人が触れた物に触る機会を減らせるように、事前に計画しておくことが重要です。また、どうしても物に触らなければならないときのために、ハンドサニタイザーも準備しておきましょう。

新型コロナウイルス対策には、物の表面も徹底除菌すべき理由

新型コロナウイルス対策には、物の表面も徹底除菌すべき理由

誰だって友人や家族が恋しいはずです。ずっと人と会わないのは現実的ではありませんし、心の健康にもよくありません。

とはいえ、いまだにパンデミックが続いているのは事実。米国では毎日、新たな感染者、数千にものぼる死亡者が報告されています。(日本でも、緊急事態宣言は解除されましたが、北九州市や東京都では、再び感染者が増加しています)

これから会いたい人と会うときにも、引き続き注意を怠ってはいけません。安全に会える方法をよく考え、感動の再会を楽しんでください。

あわせて読みたい

アフターコロナでも続けたい感染予防のアイデア30選

アフターコロナでも続けたい感染予防のアイデア30選

感染症専門医に聞く。今夏のレストラン、プール、ホテルの感染リスクは高い?低い?

感染症専門医に聞く。今夏のレストラン、プール、ホテルの感染リスクは高い?低い?

医師が語る、新たに判明した新型コロナウイルスの症状と警告サイン

医師が語る、新たに判明した新型コロナウイルスの症状と警告サイン

Image: Shutterstock

Source: The Atlantic

Rachel Fairbank - Lifehacker US[原文