やりたいこと、やらなければならないことを、すべてやるには時間が足りないと感じている人は、逆に、1日の時間数を減らすという解決法を試してみてください。
もちろん、本当に減らすことはできません。
しかし、この「newDay time system」を使えば、1日の時間を10分割して再構成することができます。
驚くことに、この方がこれまでの1日よりもはるかに簡単に、いろいろなことをやり終えることができるのです。
newDayシステム実践法とメリット
newDayは以下のような仕組みになっています。
24時間のうち、起きている時間を100分間区切りで10分割にします。(すると活動時間は16.66時間。睡眠時間は440分=7.33時間になります)
100分のコマで、それぞれで何をするかを考えます。
例えば、起床が午前6時半だとしたら、最初の100分は「ヨガ、シャワー、朝食」に当てる、もしくは、もう少しざっくりとしたい場合は「朝の日課」など。
1日の残りの100分にも、普段の仕事の日にやっていることを割り当てていきます。
100分を完全にひとつのことに割り当てられないこともあります。お昼休憩を30分しか取らない人は、100分の枠全体を「お昼休憩」にできません。
(もちろん、一番大事なのは各時間枠がきちんと機能することなので、適宜変えた方がいいでしょう)

メリット1:時間の使い方が明確になる
私がこのnewDayのシステムが好きなのは、1日の時間を何に使っているか、明らかにしてくれるところです。
自分の時間をちょこちょこと何気なく使うか、それとも100分の時間の大部分を仕事に使いたいですか?
これまで、100分間完全に家族や運動、リラックス、豪華な食事に使ったことがありますか?
(そのようなことに時間を使っていないという人は、燃え尽き症候群になる危険性があると覚えておいてください)
1日の時間をどのように使っているのか、さらにわかりやすくしたい場合は、newDayの各100分のコマにアイコンを追加することもできます。
(机で仕事をしている人、食事をしている人、運動をしている人など)残念なことに、アイコンの数は少ないですが(例えば家族のアイコンなどはありません)、それでも自分の時間を何に使っているかを視覚化するのに役立ちます。
メリット2:スケジュールや中身を組み替えられる
1日の10コマをどのように使っているかがわかれば、スケジュールや内容を変えられるようになります。
休憩が短くて満足できない場合は、「この100分は仕事に集中して、それから次の100分でランチを食べて、読みかけの小説を読もう」と自分で決めることができます。
考え方が根本から変わるので、私はnewDayがとても好きなのです。
メリット3:1時間では足りなかったタスクがこなせる
1日を10分割したら、それぞれの時間枠でやることに本当に集中できます。やることリストにあるすべてのことをやるのに、十分な時間があると思えるようになるでしょう。
もちろん、100分仕事をして、100分休憩をしながら、毎日のスケジュールを十分に管理することができます。子育てや介護をしている人も、100分仕事をして、その後の100分を家族のために使うようにするのにも役立ちます。
1日を10分割して、ぞれぞれの時間枠でやることを明確にすると、かなり多くのタスクがこなせるのに驚くでしょう。また、1日の途中や終わりに、休憩のための時間が残っているのにも驚くと思います。
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Image: Shutterstock
Nicole Dieker - Lifehacker US[原文]