2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されます。
でも正直、不安な方も多いのでは?というのも、子どもたちはもちろん、親世代でもプログラミングに慣れ親しんでいる方は少数派ですよね。
むしろプログラミングに対して、とっつきにくい印象を持っている…そんな方に朗報です!
プログラミングを写経のように模写して覚えていくサービス『SHAKYO.io 』がローンチされました。
写経のようにプログラミングを学ぶ
『SHAKYO.io 』は、タイピング練習ソフトの感覚でプラグラムのソースコードをタイピングすることで、シンタックス(文法)を学べるサービスです。
ポイントはコードの反復練習にあり

「反復練習」というものをキーワードに、一日十数分ずつでもプレイをすることにより、初心者のプログラミング学習者が複雑なソースコードに慣れたり、新たなプログラミング言語習得の際のシンタックス(文法)を実際のコードから学ぶ事ができることを目指します。
プログラミング学習に対するメンタルブロックを取り除き、教科書的な学習と合わせた副教材として、活用されていくことを目指します。
PRTIMESより引用
漢字の書き取りしかり、英単語を覚えるしかり、反復して覚えるという行為は誰しも経験し、効果を実感しているもの。
苦手意識を持ちやすいプログラミングでも、同じ手法を取り入れてみようというわけです。
プログラミング素人が「SHAKYO.io」を試してみた
これは、プログラミングに触れてみるチャンス!とばかりに、プログラミング初心者の僕が実際に試してみました。
ちなみに僕は20年以上Macユーザーで、そこそこタッチタイピングはできますが、プログラミングに関してはズブの素人です。
まずはユーザー登録

「写経」したいプログラミング言語を選択
とりあえず耳にしたことがある言語「Ruby」を選択。

簡単そうなレッスン1から

無料版で選択できる「bubble sort」に挑戦

最初の文字をタイプすると、タイピングがスタート

意味はわからない、でも、なぞっていく
間違えた箇所は赤くなり、警告音が鳴ります。

初回は、タイピングするだけで精一杯!

普段使わない記号(|、[ 、]、”など)に戸惑い、内容が頭に入ってきませんでした。
おかげでこのザマです…時間がかかり、タイプミスの比率(Typo rate)もひどいもの。
何度も試していくと精度が上がってきた

でも、何度も試しているうちに自然と指が文章を覚え、タイピングの精度と速度が上がってきたことが感じられました。
SHAKYO.ioを試してみて気がついたこと

新しくものごとを学ぶとき、最初は「何がわからないかわからない」状態によくなります。
そんなときは、下手に頭だけで理解しようとせずに、何度も繰り返し(今回の場合ならプログラミングの文章をタイピングすること)で身体に覚え込ませる。すると次第に、学びが記憶に定着し知識となっていきます。
ある程度の知識が増えてくると、「何がわからないか、がわかる」状態になり、わからない部分を調べることでさらに知識が増え、できることが増えていくのです。
今回初めてプログラミングに触れてみたのですが、当初タイピングで精一杯だったのが、慣れてくるに従いプログラミングで使われている単語の意味を考えたり、「bubble sort」とは何なのか調べたり。
それぞれが結びついて、「このプログラミングを書くことで、何がどうなるのか」がぼんやりとわかるようになりました。
参考書だけを読んで勉強していたら、間違いなく挫折していたはずです。
まずは、タイピングの練習という気楽な気持ちで始められ、考えすぎずに反復することで、まさに「習うより慣れろ」で、指を通して記憶できたのだと感じます。
また、タイピング自体もただの反復練習だと続きませんが、下記が表示され、
- タイプした文字数(Typed character)
- 1分あたりのタイプ文字数(WPM)
- かかった時間時間(Time)
- タイプミスの比率(Typo rate)
- タイプミス数(Number of typos)
成果がわかるので、モチベーションを保ちやすい工夫が施されています。
『小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道』とイチローは言いましたが、タイピングも同じ。
毎日ちょっとずつ『SHAKYO.io』で反復練習を積み重ねることで、プログラミングを自分のものにできるはずです。
自宅で過ごす時間が長い、この機会にプログラミングに触れてみてはいかがでしょうか?
ライセンスの無償提供も実施中
新型コロナウイルスの影響でオンライン学習を余儀なくされている教育機関、自宅待機中の新社会人向けに、SHAKYO.ioのすべての機能にアクセスできるライセンスの無償提供も実施中。
詳しくは、プレスリリースをご覧ください。
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Screenshot: ドサ健