消毒液を手作りするのは、漂白剤(もしくはアルコール)と水を混ぜるだけというくらい簡単なものです。

しかし、安全性のためには混ぜる順番が予想以上に重要です。

今度新型コロナウイルス撃退スプレーを自宅でつくる時は、「Chem 101」ラボの第一の掟「守るべきこと:酸を水に加える」を原則としてください。

漂白剤を使った簡易消毒液の作り方

漂白剤を使った簡易消毒液の作り方

順番を誤ると爆発する恐れも

特定の酸は、希釈すると多量の熱を発します。研究所では、この些細に思える原則が非常に重要になります。

高濃度の酸に水を注ぐとすぐに多量の熱が発生するので、ブクブクと泡立ったり、爆発したりすることがあるのです

逆に、酸を水に加えていくと、反応プロセスが遅いのですべてが急激に変化することはありません。

身体を保護するためにも大切

そしてこの原則を家庭用化学品にも応用しましょう(たとえそれが酸性でなくとも)。ただし、その理由は少し異なります。

ある液体を別の液体と混ぜる時は、大抵最初に跳ね返りがあります。水を化学物質に注いだ場合、液体が跳ねて保護されていない眼球にかかりますが、それは大体において化学物質です。

(これは、ほぼ空の漂白剤の容器の底に、蛇口を全開でひねった場合に起こる可能性が高いです)

順番を逆にすれば、跳ね返るのは間違いなくほぼ水になり、肌や粘膜に当たってもそこまで有害ではありません

自宅で消毒剤を作るならご注意を

このことを、安全性に対する意識が過剰だと感じる人は、今の時期に予期せず病院の救急治療室に担ぎ込まれることほど危険なことはないと考えてください。

また、今回に関しては、ウイルスの感染の予防も簡単なことではありません。

漂白剤、アンモニア、イソプロピルアルコール、酢などは、強力な酸ほど取り扱いが危険ではないかもしれませんが、危険物と同じように扱うのは非常にいいことだと思います。

とにかく安全第一で、常に守るべき原則を忘れないようにしてください。

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A.A. Newton - Lifehacker US[原文