新型コロナウイルス感染防止対策で初めて在宅勤務をすることになった人の多くが、最初はこう思うのではないでしょうか。
「もう通勤しなくていいから、ギリギリまで寝ていて、1日中パジャマのままでリモートワークすればいいや」
やってしまいがちな在宅勤務あるある
では、実際に在宅勤務をしてみると、どのように1日を過ごすことになるのでしょうか。
油断していると次のようにダラダラ過ごして、あっという間に夜になってしまいがちです。
- 仕事を始める。
- すぐに気が散って別のことをする。
- 再び仕事をし始めると、朝から何も食べていないことに気づいて何か食べる。
- 食事の後、仕事を再開しようと思いながらも、ソーシャルメディアにはまり、かなりの時間を費やす。
- やっとシャワーを浴びて、「そろそろパジャマを脱いで昼間の服に着替えなくちゃ。でも、どうせすぐ寝る時間になるから、もういいや」と思う。
- 日中仕上げられなかった仕事を就寝前の2、3時間で慌てて仕上げる。
起床後のルーティンを設定しよう
在宅勤務の1日がこのようにダラダラにならないためには、朝のルーティンが必要です。
ただし、このルーティンは、必ずしも一般的な「朝の時間帯」にする必要はありません。
持って生まれたクロノタイプが朝型でないせいで、目覚まし時計をセットしないと少し遅めの時間に目が覚めてしまう人は、自然に目が覚めるまで眠ってください。
(もちろん、オフィスに通勤する生活に戻ったら、生活リズムをもとに戻さなければなりませんが、睡眠は自分の健康にとっても公衆衛生にとっても大変重要なので、当面は目覚まし時計をセットせず身体が必要とする睡眠を取る方が良いと思います)
起床直後に何をどのような順番でするか決めておきましょう。
一人暮らしのルーティン例
たとえば、一人暮らしの人の朝のルーティンはこんな感じかもしれません。
- 洗面所で歯を磨く。
- コーヒーを飲む。
- 犬を散歩させる。
- シャワーを浴びる。
- 服を着替える。
- 朝食を用意する。
- PCを開いてメールを処理する。
子どもがいる人のルーティン例
子どもがいる人の朝のルーティンはこんな感じかもしれません。
- 子どもに朝食を食べさせる。
- コーヒーを飲む。
- 子どもに自宅学習を始めさせる。
- YouTubeで10分間ヨガをする。
- シャワーを浴びる。
- 昼間の服装に着替える。
- 子どもの様子をチェックして指導する。
- 部屋の反対側にあるソファにPCを持って行き、Slackにログインする。
たとえば、毎日午前10時にWeb会議に参加しなければならないとか、子どもが自然に午前6時ごろ起きる、など、仕事や家庭の決まり事があると、それに合わせて新しい朝のルーティンを決めやすくなります。
そんなふうにして設定した朝のルーティンをきちんとこなさないと、午前10時の会議だろうと、他の何であろうと、その日にしなければならないことをこなしていく体勢が整いません。
よく「朝を制する者は1日を制する」と言われます。
ですから、在宅勤務期間中は、何の束縛もなく自由過ぎる朝の時間の過ごし方に少し計画性を持たせると、メンタルヘルスも家族関係も良くなり、仕事もはかどります。
また、1日をうまく過ごすコツをつかむのが早いほど、仕事も早く片付けられるようになります。
在宅勤務中は、仕事を早く済ませるほど、自由に使える時間が増えるので、この特権を使える間は大いに活用しましょう。
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Image: Shutterstock
Nicole Dieker – Lifehacker US[原文]