ビジネス特化型匿名SNS「Blind(ブラインド)」は1月16日、1万人超のビジネスパーソン(勤務先のメール認証済みのユーザー)を対象に、自分の働く職場環境についてのアンケート調査を実施。結果を「従業員の幸せ度ランキング」として公表した。
質問は「現在の職場で働いていて幸せですか?」だけで、ブラインドの認証ユーザーが所属する企業の絶対数に影響を受けやすい面もあるが、参考値として、ランク入りしたトップ15社を見ていこう(数字はすべて2020年1月21日時点で判明しているもの)。
第15位 シスコシステムズ(Cisco Systems)

世界最大規模のネットワーク機器メーカー。本社はカリフォルニア州サンノゼ。時価総額は2080億ドル(約22兆9000億円)。
第14位 インディード(Indeed)

世界最大規模の求人検索エンジンを運営。世界60カ国以上に展開、ユニークビジター数は月間2億5000万人以上。
社員は世界全体で8900名超。2012年に日本のリクルートホールディングスが約1000億円で買収。
第13位 ヴイエムウェア(VMware)

仮想化ソフトウェア開発・販売の世界最大手。本社はカリフォルニア州パロアルト。時価総額は620億ドル(約6兆8000億円)。
第12位 Tモバイル(T-Mobile)

大手携帯電話事業者。契約者数は8400万人超で全米第3位。本社はワシントン州ベルビュー。時価総額は700億ドル(約7兆7000億円)。
全米第4位のスプリント買収を検討しており、2019年11月に米連邦通信委員会が計画を正式承認。
第11位 スポティファイ(Spotify)

スウェーデンの首都ストックホルムに本拠を置く、音楽ストリーミングサービス世界大手。有料会員は1億1000万人超。
2018年4月、ニューヨーク証券取引所に上場。時価総額は270億ドル(約2兆9700億円)。
第10位 リンクトイン(Linkedin)

ビジネス特化型SNS「Linkedin」を運営。本社はカリフォルニア州サニーベール。
2016年12月にマイクロソフトが262億ドル(当時のレートで約3兆円)で買収。グローバルの利用者数は約6億4500万人。
第9位 リフト(lyft)

ライドシェア大手の一角。本社はカリフォルニア州サンフランシスコ。時価総額は140億ドル(約1兆5400億円)。2019年3月にナスダック(NASDAQ)に上場。筆頭株主は日本の楽天。
上場時には有価証券評価益1104億円を計上したが、その後の株価下落を受け、1000億円超の減損を計上している。
第8位 フェイスブック(Facebook)

言わずと知れた、世界IT大手いわゆるGAFAの一角。本社はカリフォルニア州メンロパーク。時価総額は6330億ドル(約69兆7400億円)。
メッセンジャーアプリのワッツアップ、画像共有アプリのインスタグラム、仮想現実(VR)システムのオキュラスなどを傘下に置く。
ただし、米CNBCは2019年、Facebookの現役・元従業員に直接取材して、「最高の職場であるよう振る舞わねばならない」といった声を伝えるなど、職場環境の実態に不透明な面があるとの指摘も増えている。
第7位 ピンタレスト(Pinterest)

画像共有サイト「Pinterest」を運営。本社はカリフォルニア州サンフランシスコ。従業員数は約1800人。グローバルのユーザー数は月間3億2000万人超。
2019年4月にニューヨーク証券取引所に上場。時価総額は128億ドル(約1兆4100億円)。
第6位 ペイパル(PayPal)

オンライン決済サービス大手。本社はカリフォルニア州サンノゼ。2015年7月、親会社のネット競売大手イーベイから独立して米NASDAQに再上場(イーベイによる買収前も同市場に上場していた)。
時価総額は1360億ドル(約15兆円)。従業員数は約2万2000人。アクティブユーザー数は2億9500万人。
第5位 テスラ(Tesla)

イーロン・マスクCEO率いる電気自動車大手。本社はカリフォルニア州パロアルト。2010年6月の米NASDAQ上場から10年を迎えようとしている。
時価総額は920億ドル(約1兆円)、自動車世界大手のゼネラルモーターズ(GM)やフォードを引き離した。
生産体制の安定性に不安を指摘する声が相次いでいたが、2019年からオランダ、中国などで躍進を遂げている。
第4位 グーグル(Google)

GAFAの一角を占める世界IT大手。持株親会社のアルファベットは、2020年1月にアップル、マイクロソフト、アマゾンに続いて時価総額1兆ドル(約109兆円)を突破した。本社はカリフォルニア州マウンテンビュー。
第3位 サービスナウ(ServiceNow)

業務支援クラウドサービスを展開、日本法人もここ数年は常に倍増ペースで成長中。本社はカリフォルニア州サンタクララ。2012年6月にニューヨーク証券取引所に上場。
時価総額は590億ドル(約6兆5000億円)。従業員は約1万人。ウォール街のアナリストたちからは、グーグルが2020年中にサービスナウを買収するとの予測も出ている。
第2位 ブルームバーグ(Bloomberg)

経済・金融情報を中心に通信社・放送事業を手がける総合情報サービス企業。グローバルの従業員数は約1万9000人。
バートン・テイラー・インターナショナル・コンサルティングの試算(ロイター、2019年11月30日付)によると、企業価値は上のサービスナウとほぼ同規模で、600億ドル(約6兆6000億円)を超えるという。
創業者は元ニューヨーク市長で、2020年の米大統領選挙に立候補を表明しているマイケル・ブルームバーグ。
第1位 ネットフリックス(Netflix)

動画配信世界大手。日本市場でも、活動休止を控えた嵐のドキュメンタリー独占配信や、2020年2月からのジブリ作品世界配信で話題を呼んでいる。
本社はカリフォルニア州ロスガトス。2002年5月に米NASDAQ上場、時価総額は1490億ドル(約16兆4000億円)。従業員数は約7100人。グローバルの有料会員数は1億5000万人超。
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Image: REUTERS, Shutterstock.com
BUSINESS INSIDER JAPANより転載(2020.01.23)