私は幸運にも、楽しいおばに恵まれました。
ティーンになった私は、将来はおばのような大人になりたいと思っていました。私の弟は自閉症で、家族を持つことが難しいほど深刻です。
つまり、私がおばさんになるには、子どもが欲しいきょうだいを持つ相手と結婚する必要がありました。
後の夫ジェフと出会ったとき、彼には2人の姪っ子がいました。数年後、3人目が生まれました。
私たちが結婚したのち、4人目と5人目が生まれました。私にとっては、大好きな姪っ子たちにいかに信頼してもらえるかがかなり重要な意味を持っています。
そのために、私が心がけていることを紹介します。愛されるおじさん、おばさんになりたい人は、参考にしていただければ幸いです。
小さいうちに親しくなっておく
これは10代のころ、年上のいとこに子どもが生まれ始めたときに身につけたテクニックです。
どんなにベビーを愛していても、たとえばクリスマスイブに大家族が集まってごちゃごちゃしているようなときに、小さい子はなかなか姿を見せようとしません。
そんなときは、一歩退きます。どんな喧噪も、ディナーのころには落ち着いてくるはずなので、そのころがチャンスです。
その子の両親を含むみんなが食事をしているすきに、その子に近づきましょう。そして、待ちに待った1対1の時間を楽しみます。こうして、小さいうちから絆を築いておくのです。
強要しない
私はボディタッチによる愛情表現が好きなので、抱っこ魔でもあります。膝に座らせたり、ハグをしたり、背中にぶら下がらせたり、顔をなでたり。
でも、どんなに寄り添いたくても、嫌がる子を無理やり抱きしめるようなことはしません。
ですから、まず挨拶をしてみて、Jaclynおばさんが必要ないと思われるときには身を引きます。その後、ちょくちょく様子を見て、心を開いてくれるかどうかを確認します。
ブロック遊びや人形遊びに加わりながら、たとえ1年かかろうと「その時」を待つのです。
実際、姪っ子の1人はとてもシャイでした。「ハッピーバースデイ」の歌を歌っているときでも、誰とも目を合わせないような子だったのです(その年の誕生日は全員が宙を見ながら歌ったのを覚えています)。
でも、彼女が5歳になった夏の終わりのこと。夫と私が彼女の家に遊びに行くと、彼女は私の姿を見るなり「Jaclynおばさん、わたしの隣に座って!」と叫んだのです。
私は嬉しくて、思わず駆け出しそうになりました。
今や彼女は、完全にチームJaclynおばさんの一員になりました。もし会うたびに交流を強要していたら、彼女は永遠に警戒を解いてくれなかったでしょう。
一緒に遊ぶ
当たり前すぎて、言うまでもないかもしれません。でも、ベビーと一緒にハイハイしたり、キッチンテーブルでおままごとをしたりして過ごす時間は、何にも代えがたい時間です。
去年の夏、親友であるStephanieの家族と湖畔の別荘に遊びに行ったときのこと。彼女は、2歳から8歳の子と甥たちと一緒でした。
彼女は、子どもたちと遊ぶための道具を持ってきていました。たとえば、ビーカーから泡が噴き出す(もちろん安全な)化学実験「elephant toothpaste」の道具などです。
実験道具を用意できなければ、ボードゲームやかくれんぼでも構いません。私の夫の兄弟の家の地下には、複数の部屋があります。
そこはかくれんぼに最適で、去年のサンクスギビングの間ずっと、子どもたちによるかくれんぼ大会が行われていました。
離れていてもつながれる方法を見つける
遠くに住んでいたら、そんなに頻繁に会えないかもしれません。それでも、「君のことを考えているよ」という気持ちを示す方法はいくらでもあります。
5人の姪っ子のうち4人は2時間半の距離に住んでいるので、あまりかんたんに会いにいけません。
なので私は、バレンタインやハロウィンの時期を狙って、キャンディやぬいぐるみ、笑える靴下などを送っています。今年は付けヒゲを送り、それが楽しい写真のきっかけとなりました。
それに最近、いちばん上の姪っ子がスマホを持つようになりました。彼女とのメールは楽しくて、誕生日などのイベント時にはもちろん、どうでもいいようなGIFアニメを送ったりもしています。
そのほかにも、SkypeやFacetimeなど、コミュニケーションの手段はたくさんあります。チャットツールを使った定期的なイベントを組むのもいいでしょう。
アイルランドのライフスタイルサイトEVOKE.ieは、Skypeでの朝食デートを勧めています。Parents.comの記事では、単身赴任の父親がプレゼントしたジグソーパズルに息子が取り組む際、ビデオ電話でつないでいることが紹介されていました。
1対1の関係を築く
複数の姪や甥がいると、これがなかなかに困難です。しかし、1対1のつながりを築くことで、それぞれの子が特別な感情を持ってくれるようになります。
たとえば、1人の姪は、背中をくすぐられるのが大好きです。他人の倍というレベルではなく、百倍好きといっても過言ではないほど。
だから私は、彼女に会う機会には必ず1度以上、くすぐりセッションの時間を取っています。親族が食卓に着いて会話を始めると、彼女は笑みを浮かべながら私のところに寄ってきます。
私は会話の途中でも、椅子をずらして彼女を受け入れます。膝に座らせたら、くすぐりタイムのスタートです。
前述のシャイな姪っ子は、以前ほどではないものの、今でもときどき圧倒されたような様子を見せることがあります。特に、あまり知らない人に囲まれたときにその傾向があるようです。
ある休日、大家族でのディナーが終わってみんながくつろいでいるときに、私は彼女の耳元で「映画でも見る?」とささやきました。
その後2人で2階に上がり、カウチに座って映画を見ました。映画を最後まで見たわけではありませんが、彼女とそうやって1対1の関係を築けたことは、私にとっても忘れられない素敵な思い出になっています。
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Photo: Shutterstock
Jaclyn Youhana Garver - Lifehacker US[原文]