大きなお鍋で茹でたり、味付けして煮込んだりした豆は、あらゆる料理に使える万能な食材です。
豆は安価で腹持ちがいいけれど、どんなに豆好きでも、たくさん食べると飽きてくるもの。しかし、大量の豆を有効に使い回すとても簡単な方法があります。
それは、豆をパスタのように使う方法です。
豆は、どんなパスタソースにも合う
パスタに合わせているもの(ソースや具材など)なら、豆にも合わせられます。
軽めのトマトソースでも、コクのあるクリームソースでも、その中間のソースでも何でも豆に合います。
年末年始に暴飲暴食した食生活をリセットしたい人は、ローマの伝統的パスタメニュー、カチョエペペ(ペコリーノチーズと黒胡椒で味付けたシンプルなレシピ)の麺を豆に変えれば、罪悪感をあまり感じずに、大量のペコリーノチーズを食べられます。
どのソースに合わせるかという点では、豆によって個性や風味が違いますが、まずい組み合わせというのは本当にありません。
フラジョレ豆(フランスなどでよく食べられる白いんげん豆の仲間)にローストしたトマトソースを和えたものは、ひよこ豆や巨大な白インゲン豆と和えたものとはかなり違いますが、美味しいです。
クリーミーなライ豆も(あまり合わないと言われることが多いですが)、そのようなソースに合わせても美味しいです。
まずは、白インゲン豆がおすすめ
ソースに合わせる豆を考えるのが少し面倒だという人は、最初は白インゲン豆から始めてみてはいかがでしょう。
イタリア原産の白インゲン豆を、手元にあるどんなソースでもいいので合わせてみてください。
もう少し豆で冒険してみたい人は、シンプルなトマトソースや前述のカチョエペペなどで食べてみてください。
豆の風味とソースが互いに作用し合ってどんな味になるのかを覚えておきましょう。
それからもっと個性的なウォッカソース、カルボナーラ、バジルソースのようなソースと和えたり、イワシ、パン粉、フェンネル、レーズンで作る「パスタ・コン・レ ・サルデ」に使ってみるのもいいと思います。
個人的には、今度黒目豆(ササゲ系の珍しい豆)をプッタネスカにしてみようと思っています。肉厚な豆が、ニンニクやアンチョビとよく絡んで美味しそうだなと思うのです。
豆の茹で汁は、乳化に使える
ソースをつくるのにパスタの茹で汁が必要な場合もご心配なく。
豆の茹で汁にも適度なでんぷん質(それに少しの風味)が含まれており、滑らかに乳化したソースになります。
もっとでんぷん質が必要な場合は、ソースに小麦粉を少し足しても、何の問題もありません。
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Photo: Claire Lower
Reference: カチョエペペ(S&B),パスタ・コン・レ ・サルデ(シェフごはん),プッタネスカ(日本製粉)
Claire Lower - Lifehacker US[原文]