私は、先日投稿した『急な出費に慌てないためにできるたった1つのこと』という記事で、積立貯金は「予算管理の素晴らしいアイデア」と書いたので、その仕組みを説明したいと思います。
基本的に、積立貯金とは特定の予算カテゴリーにお金を貯めていき、必要なときに使える仕組みです。
多くの人は、休暇、結婚式、頭金などの高額な出費に備えて自然に積立貯金をします。一方、車の修理、新しいノートパソコン、クリスマスプレゼントなどの費用は、必ずしも積立てません。
毎年クリスマスから年始にかけてホリデーシーズンが到来すると思えば(それが嬉しいかどうかは別の話ですが)、それに備えて1月から貯金を始めた方がいいかもしれません。それができれば、予算も画期的に変わります。
積立貯金のやり方
積立貯金の仕方はいくつかあります。銀行で複数の当座預金口座か普通預金口座を作れる場合は、「休暇」とか「車の修理」というラベルを付けた口座を個々に設定して、毎月少額の現金を比較的簡単に振り込むことができます(自動入金にすると、ボーナスポイントがつくこともあります)。
また、予算アプリを使って積立貯金と貯金目標を設定することもできます。たとえば、YNABを使うと、YNABの年会費はもちろんのこと、誕生日のプレゼントからハイテクデバイスのアップグレードまで、あらゆることの予算を積立てることになります。
予算アプリで積立状況をトラッキングするなら、当座預金口座や普通預金口座に今あるお金から使える金額ではなくて、アプリを活用して毎月使える金額も把握しましょう。来年購入する予定のスマホの予算として一定額を取っておかなければならないことを既にアプリに伝えてあるわけですから。
オススメは金額ベース
積立貯金は、目標ベースか毎月使える金額ベースで設定します。「新しいノートパソコンを買うために1,200ドル確保する必要がある」と決めて、その目標を達成したら積立貯金をやめるのが目標ベース。
「将来見込まれるガジェットのアップグレードに備えて毎月20ドル貯金する」と決めて、永久に毎月20ドル貯金し続けるのが金額ベースです。
何しろテクノロジーは常にアップグレードし続けますから。
しかし、金額ベースにした方が積立貯金の良さが発揮されるかもしれません。
新しいテック、ホリデーギフト、車の修理、友人の結婚式、諸々の年会費、どれも常に発生し続けるからです。
また、めったに発生しないけれど、発生するタイミングが予測できるものもあれば、いつ発生するかは予測できなくても、見込みをつけやすいものもあります。
というわけで、先々発生しそうな出費を見込んで、積立貯金を始めてみてはいかがでしょうか。
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Image: Shutterstock.com
Source: YNAB
Nicole Dieker – Lifehacker US[原文]