仕事中に少し力を抜いたり、充電するための時間をつくるのは悪いことではありません。
とはいえ、ときには作業に100%集中する時間を確保しなければならないときもあります。今回はそんな「集中タイム」をつくるための米Lifehacker流のガイドをお届けします。
1. スケジュールを決めてカレンダーに書き込む

集中タイムはオープンエンドではなく、開始と終了の時間を決めておくようにします。朝早く始めて夜遅くまで働いてもかまいません。私は集中タイムの後に別の予定を入れたいので、適当な時間に仕事を切り上げるようにスケジュールを組みます。
会議と同じように、集中タイムにもアジェンダを用意しましょう。時間内に達成したいタスクを書き出してください。このとき、実現可能なToDoリストをつくることが重要です。それをサブタスクに分割し、可能なら、各タスクにかかる時間を見積もっておきます。
2. 必要なものを揃え、誘惑は遮断

必需品を準備しましょう。ティッシュ、リップクリーム、現金、ペン、ヘッドフォンなど必要な備品をあらかじめ用意しておくこと。
自分が仕事に集中しているところを思い浮かべて(可能なら実際に仕事をする場所に座って)、必要なものを書き出してみてください。
パソコンの作業で必要となるアプリやサイトをすべて開き、きちんと使えることを確認します。ログイン情報など、必要となるそのほかの情報も準備しておきます。
誘惑を遮断する準備も整えておきましょう。つい誘惑に負けて覗いてしまうサイトやアプリをブロックするアプリ「Freedom」をインストールしたり、スマホを機内モードに切り替えたりすべてのデバイスの通知をオフにするのも手です。
3. 自分が集中できる場所を選ぶ

いつもと違う場所
どこでもできる仕事なら、いつもと違う場所に仕事道具を持って出かけてみましょう。
以前仕事をしたことがある場所でもかまいませんが、だらけて仕事をさぼってしまった場所を選んではいけません(すくなくとも長時間だらけた場所はNG)。
カフェ、図書館、友人のアパート、ロビー、家の中の別の部屋などが候補となります。
人の視線がある場所
他人から見られる場所を選んでください。私の場合、人からパソコンの画面を見られるカフェで仕事をすると、より生産的になれるようです。
「仕事と無関係な画面を見られたら、サボっていると思われるぞ」と自分に言い聞かせています。
私ほどの妄想家でないとしても、周りに人がいることで、ほど良く社会的プレッシャーを感じることができるはず。実際には誰からも何とも思われていなくても関係ありません。
気がゆるみすぎない場所
快適だけど気がゆるみすぎない場所を選ぶのも大切。
食べ物、飲み物、片付いて清潔なデスク、トイレ、Wi-Fi、電源などが揃っている必要があるかもしれません。あなたにとって必要不可欠なものは何でしょうか? いくつかのものは手に入れるのに少し苦労するかもしれませんね。
たとえば、カフェで席をキープするのにお金をたくさん使わなければならなかったり、椅子がガタついて何度も位置を微調整しなければならなかったり、電源が使える席を譲ってもらうよう交渉する必要があるかもしれません。
個人的には、音楽や食べ物がある場所よりも図書館で仕事をすることをおすすめします。
仕事場での苦労を最小化するために、事前に食事を済ませておいたり、ノートパソコンをフル充電にしておいたり、紙とペンでできる仕事を持っていくなど、できる工夫はすべてするべきです。
バッテリーの稼働時間が限られていたり、図書館で飲食が許可されていないなどの制約があっても、逆にうまく利用して集中力を高めることができます。
たとえば私は、昼食を食べる前に記事を書き上げることにしていますが、早く終わらせようというモチベーションがとても湧いてきます。
4. 一緒に働くバディーを見つける

誰かと一緒に仕事をしたほうが集中できるなら、バディーを見つけましょう。
アイデアのキャッチボールをしてくれる人、補完的な仕事をしてくれる人、生産的で集中力のある人を選ぶようにします。
非生産的なおしゃべりが好きな人を選んではいけません。友人と会話したいなら、友人とおしゃべりしに出かけてください。
バディーとアジェンダを見せあい、時間を決めて定期的にお互いの進捗状況をチェックします。休憩時間も決めておくことで、いつの間にかおしゃべりタイムに変わってしまわないようにすることができるでしょう。
5. サービスを活用する

何人かの仲間と一緒に仕事をするなら、お金を出し合って「Breather」のようなレンタルスペースを借りて、コーヒーと軽食を持参するのもひとつの方法です。
サンフランシスコやオークランドなら、コーチがついてくれる「Focused」というレンタルスペースを利用することもできます。30〜40ドル払うと、コーチが2時間半のワークセッションをサポートし、生産性を高める手助けをしてくれます。
もっとも、普通の仕事であれば、1時間あたり16ドルも払って、わざわざ仕事のベビーシッターをしてもらう必要はないでしょう。
とはいえ、とくに重大な仕事に取り組むときや、ワークライフを見直す手助けをしてもらうのだと考えるなら、それだけのお金を払う価値はあるかもしれません。数回セッションを受けることで、今後数週間、あるいは数年間の生産性を高められる可能性があります。
そのほかのプロフェッショナルサービスを探したいときは、地域のシェアオフィスをあたってみてください。
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Source: Freedom, Breather, Focused
Nick Douglas - Lifehacker US[原文]