私はほぼ10年間、もっぱら在宅で仕事をしてきました。自宅で働けるのは素晴らしいのですが、かなり気が散ることがあるのも確かです。
問題を改善する1つの方法が、「オフィスに出勤したつもりになる」ことです。
自宅にいても、オフィスで働いているような意識を持つことで、多くの場合「家にいる気分」のまま働こうとするより生産性が上がります。
オフィスにいる気分になるために、できることはいろいろありますよ。
「出勤」する
1日中パジャマで過ごしたい気持ちはわかります。けれども、在宅勤務で生産性を上げる方法を説いた記事は1つ残らず、自宅でもオフィスの服装に着替えることを提案しています。
私の場合、オフィス用の服に必ず着替えているわけではありませんが、パジャマは脱いでいます。
また、強くおすすめしたいのが、朝起きたらすぐに散歩かジョギングに行くこと。何でもいいのですが、仕事を始める前に、15~30分ほど家の外に出るのです。
私はたいてい、犬の散歩に行ったり近所へ朝食に出かけたりしています。睡眠時間と仕事の時間を区切って「仕事に出かける」ようにすると、良い心構えで仕事にとりかかることできます。
オフィススペースをつくる
本格的なオフィスを構える必要はありません(そうできたら最高ですが)。
いずれにせよ、仕事専用のスペースを設けて、そこで毎日仕事をするようにしましょう。欲を言えば、仕事のあとに家族と過ごす場所からは離れているのがベストです。
私の仕事部屋はアパートの予備の寝室ですが、キッチンの隅の朝食用スペースでも、リビングルームの一角でもかまいません。
家の中に、あまり人が行き来しない場所はありませんか? そこを自分のオフィススペースとして使えないか考えてみましょう。
「オフィスにいる」つもりで行動する
朝、専用のオフィススペースに落ち着いたら、あとは実際にオフィスで働いているつもりになることが、生産性を上げるうえで最も重要です。
オフィスでやらないことはしない
職場にいれば、洗濯したりお皿を洗ったり、訪問セールスに応対したりすることはありませんよね。一般的に、オフィスにいるように振る舞うことで生産性に大きな違いが出ます。
同居人がいる場合は、自分のオフィススペースについて知らせ、そこにいる間は邪魔をしないでほしいと頼みましょう。
また、昼間に働いていない友人とランチなどに出かけないように。仕事の時間は仕事をすると決め、家にいるからといって、ほかの人のために時間を割いてはいけません。
頼まれごとは引き受けない
家で働き始めた当初、私はしょっちゅう頼まれごとをしました。
「空港に迎えに来てほしい」「子どもを預かってほしい」とか、およそ想像できる限りのことを友人から頼まれたのです。家にいて「ヒマ」なのだから、何でもできるだろうと思われたわけです。
在宅で働いていると、病院の予約や、たまのランチの予定を入れるのに都合がいいのは確かですが、仕事の時間を家でのんびりする時間と同等に扱われないよう気をつけましょう。
ちょっとした頼まれごとなら、「些細な用事だしできなくはない」と思うかもしれません。
でも、引き受けているとあっという間に数が増えて、仕事の時間を奪います。そして、仕事だけに集中していた場合より、はるかに生産性が下がってしまうでしょう。
こう考えてみてください。
「オフィスで働いていたとしても、自分はそれを引き受けただろうか?」
答えが「ノー」なら、おそらく断るべきなのでしょう。
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Emily Price - Lifehacker US[原文]