体調を崩しやすくなる、季節の変わり目。
どんなに忙しくても、しっかりとした食事をとり、風邪をひかないための体づくりや予防対策をすることが大切です。
そこで、「世界一早い! 家政婦makoのずぼら1分ごはん」の著者で、アイデア料理研究家・栄養士のmakoさんに、たった1分の下ごしらえ、鍋1つでできるスタミナ麺料理「豚にらラーメン」の超時短レシピを、相性の良い副菜と合わせて教えてもらいました。
mako:超カンタン料理研究家・アイデア料理研究家

栄養士とフードコーディネーターの資格を持つフードクリエイター。3時間で30品つくりおき料理を完成させる“超速ワザ”が注目され、「沸騰ワード10」や「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)などに出演。料理のアイデアを考えるのが得意で、自身の経験と組み合わせ、誰でもおいしくつくれるレシピを提案している。
豚肉とにらのスタミナコンビで免疫力アップ
【材料:1人前、調理時間:5分】
- ゆで中華麺:1玉(水で洗っておく)
- 豚こま切れ肉:60g
- にら:1/4束
- A:スープ
ー ごま油:大さじ1
ー めんつゆ(2倍濃縮):50ml
ー 水:150ml
豚肉に含まれるビタミンB1は、疲労回復・スタミナ増強に欠かせない成分。にらの独特なニオイのもとである「アリシン」と呼ばれる成分がビタミンB1の吸収を高めてくれるので、豚肉と合わせて摂るのがおすすめです。
また、にらは鉄分、カルシウム、β-カロテンなど豊富な栄養素を含んでおり、貧血予防やイライラの抑制、免疫力のアップにもつながります。
鍋に入れて煮立たせるだけ。はさみを使えば包丁もいらない
手順は簡単な3ステップ。
まず、鍋にAを入れ、沸騰したらゆで中華麺、豚こま切れ肉を入れます。
次に、肉に火が通ったら、4cm幅に切ったにらを入れましょう。
最後に一煮立ちさせて、あとは器に盛るだけ。
あっという間に「豚にらラーメン」のできあがりです。
【超時短、ずぼらポイント】
- 鍋1つあれば簡単・手軽につくれます。
- ゆで中華麺を使うことで調理時間を短縮。
- はさみを使えば、包丁もまな板もいらない。
スパイスでさまざまに味変。余ったにらで副菜もプラス
そのまま食べてもおいしいのはもちろんのこと、お好みで胡椒や七味、カレー粉など、さまざまなスパイスでアレンジが可能。
また、「豚にらラーメン」で余ったにらを使って、副菜「かんたんにらキムチ」をプラスできます。
【材料:1~2人前、調理時間:3分】
- にら:1/2束(50g)
- A
ー キムチ:50g
ー ごま油:大さじ1/2
ー オイスターソース:小さじ1/2
ー 白ごま:小さじ1/2
【作り方】
- 耐熱皿に4cm幅に切ったにらを入れ、ラップをして電子レンジ(600W)で50秒加熱します。
- にらとAを和えたら、器に盛りつけて完成。
実は体の免疫力を左右するのが、腸の働き。キムチに含まれる乳酸菌が腸の善玉菌を増やして腸内環境を整え、風邪のひきにくい強い体をつくることができます。
にらを小松菜や水菜などに代えて、さっぱりと食べてもおいしいですよ。
makoさんが紹介してくれた主菜と副菜は、いずれも1分程度の手間だけで簡単にできる超時短のスタミナレシピ。風邪の予防にはもちろん、忙しい日の献立や料理初心者のレシピとしても、ぜひお試しください。
あわせて読みたい
Photo: 松島徹