日常の支払い手段として定着したキャッシュレス決済。積極的に利用している人も多いことでしょう。しかし、使う機会が多ければ多いほど、ちょっとした不便が気になって不満が溜まっていくものです。
そこで今回は、ライフハッカー編集部員にキャッシュレス決済のスタイルと普段から感じている不便や不満をヒアリング。それぞれの解決方法を探ってみました。
意外と不便?キャッシュレス決済の悩み

話を聞いたのは、20〜40代の3人。ライフスタイルや住まい、家族構成が異なっているので、お金との関わり方もそれぞれです。しかし、そこはライフハッカー[日本版]編集部員。ライフハックの一環として、キャッシュレス決済に積極的であることは共通しています。
では、個別の属性とキャッシュレス決済スタイルから見ていきましょう。
▶︎20代女性 一人暮らし Cさんの場合
20代のCさんは、東京都内で一人暮らし中。お金の管理もきちんとしたい合理的な彼女は…
「ほぼ現金を使わない生活です。使用頻度が多いコンビニではスマホ決済、それ以外ではクレジットカードをメインで使っています」
▶︎30代男性リモートワーカー Sさんの場合
30代のSさんは、フリーランスでライフハッカーの編集に携わっています。地方在住のリモートワーカーで、小さなお子さん2人の子育て真っ只中の彼は…
「キャッシュレス決済のメイン手段はクレジットカード。会計アプリと連携してお金の流れを見える化できるし、ポイントが付くのもうれしい」
コンビニやドラッグストア、飲食店、ガソリンスタンド。使える店舗はすべてクレジットカードで支払っているのだとか。
▶︎40代男性 共働き Tさんの場合
40代のTさんは都内在住で共働き。出社も多いパートナーと協力しながら、家事も積極的にこなす彼は…
「メインはキャッシュレス決済。スマホ決済とクレジットカードの両方を使っていますが、お金の流れを把握しておきたい支払いは、現金を使っています」
では、それぞれ、どういった不便や不満を感じているのでしょうか。
キャッシュレス便利だけど、今ここが不満です!

▶︎20代女性 一人暮らし Cさんの不満
Cさんは日常的にキャッシュレス決済を利用しているので、ちょっとしたことがストレスになっているとのこと。
「スマホ決済では、QRコード決済も利用しています。便利なのですが電波状態が悪いと利用できず、地下のお店で使えないときはガッカリします。Suicaなどの非接触型決済は電波状態が悪くても決済できますが、充電が切れていて痛い思いをしたことも…」
「スマホが使えないときには、クレジットカードを利用するのですが、元来、せっかちな性。リーダーに差し込んだり暗証番号を入力したりする行為にプチストレス!を感じています」
▶︎30代男性リモートワーカー Sさんの不満
Sさんの不満は、フリーランサーのためクレジットカードをつくることが大変だったこと。無事につくれた今は、つい使い過ぎてしまうことを心配しているそうです。
「クレジットカードは気軽に使えるので、気がついたら買い物をし過ぎることも…。翌月の支払いが家計を圧迫して、家族にも迷惑をかける事態にならないように気をつけています」
加えて、Cさんと同じくクレジットカードの差し込みや暗証番号入力などにも不満があるそうです。
「小さい子どもを連れて買い物へ行くことが多く、とにかく素早く支払いたい。それなのに、手間が多いのは不便ですね」
▶︎40代男性 共働き Tさんの不満
Tさんは「キャッシュレス決済は使った金額の把握がしづらい」という不満を持っています。
「共働きなので、できるだけ夫婦間のお金の流れは『見える化』したいと考えています。しかし、クレジットカードなどでの決済は使ってから現金が引き落とされるまでにタイムラグが発生して、現金管理が難しい。結局、現金で支払うことが多くなるのですが、それはそれで別に記録をする手間もあり、面倒だと感じています」
その悩み「デビットカード」で解決できるかも!?

なんとなく見えてきたキャッシュレス決済の不便や不満。しかし、今さら現金決済に戻るのは本末転倒。それでは生活の質も下がってしまいます。
そこでオススメしたいのが、スマホ決済でもクレジットカードでもないキャッシュレス決済、『デビットカード』です。
欧米ではクレジットカードに勝るとも劣らないほど流通しており、キャッシュレス決済の主要手段となっています。
一方、日本ではかなり前からあるものの、デビット対応のキャッシュカードを持っているのにまったく使っていない人も多いのだとか。
しかし、知ればすぐに使いたくなる! 『デビットカード』には、たくさんのメリットがあるんです。
即時引き落としの「デビットカード」だからできること
『デビットカード』とは、決済用のカードで、使い方はクレジットカードと同じ。ポイントもしっかりと付与されます。
最大の特徴は、自分の銀行口座と紐付けられており、使った瞬間に口座からお金が引き落とされること。
お金の動きが即座に可視化され、家計管理が簡単になりますし、口座にある金額までしか使えないので、使いすぎることもありません。
また、キャッシュカード一体型のデビットカードの場合は、ATMでお金を下ろすことも可能。ミニマム財布が流行っていますが、持ち歩くカード枚数が減るのはユーザーにとってうれしい限りです。
ちなみに、デビットカードには発行元がいくつかあり、独自の機能やポイントサービスを有しています。
例えば、三井住友銀行が発行しているのは『SMBCデビット』で、Visaブランドのデビットカードです。
VISA加盟店またはiD加盟店ならどこでも利用できるので、ネット通販はもちろん、国内外で幅広く使用可能です。また、Visaのタッチ決済も搭載しているので、決済端末にカードをかざすだけでお買い物ができます。
ポイントに関しては、三井住友カードと同じVポイントが付与されて、1ポイント=1円で使用することができます。
まさに、3人の不満や不便を解消するメリットをもった『SMBCデビット』。では、3人のキャッシュレス決済の不便や不満がどのように解消されるのか、具体的なシーンで見ていきましょう。
タッチ決済もカード決済も可能で上手に「リスク分散」ができる

まずは20代、東京都内で一人暮らしのCさんです。
「スマホの充電が切れていたときに、非接触型決済が使えずに痛い思いをした」とのことですが、非接触型決済なら『SMBCデビット』も対応しています。
「Visaのタッチ決済」を搭載しているので、カードをそのまま決済端末にかざせば支払いが完了。もちろん、カードに充電切れはありません。
タッチ決済に対応していない店舗では、通常通りのカード決済もできるので、現金を持っていなくても慌てる心配なし。安心の二刀流です。
ちなみに、スマホの充電が切れていなければ、『SMBCデビット』はGoogle PayやPayPay、楽天ペイ、d払いに対応・紐付けできるのでスマホ決済が可能。
20代の一人暮らしとあって、日々、コンビニやドラッグストアを利用しているCさん。こういった店舗では、スマホでサッと支払えます。
タッチ決済で、買い物をもっとスマートに

次に、30代、地方在住でリモートワーカー2児の父でもあるSさん。
フリーランサーだけにクレジットカードはつくりづらかったと言いますが、デビットカードなら満15歳以上(中学生を除く)であれば基本的に審査不要で発行できます。
また、「とにかくスピーディーに支払いたい」という要望にも、Visaのタッチ決済を搭載した『SMBCデビット』はぴったり。対応しているコンビニやスーパーなどで「Visaで」、「Visaをタッチで」など伝えればスムーズに決済が可能です。
子どもを連れたまま、カードを差し込んだり暗証番号を入力したりする手間が解消され、何より時短決済が叶います。
もうひとつの心配事である「使いすぎ」ですが、『SMBCデビット』は使った瞬間に口座から現金が引き落とされ、その場で『三井住友銀行アプリ』で残高を確認、使った分を手元で可視化できるので、自ずと使いすぎの防止にもつながります。
さらにオススメしたいのが、ポイント面です。Sさんがキャッシュレス決済を使っている理由のひとつが、ポイント還元。
『SMBCデビット』はVISAが使える店舗ならどこでも使用可能。Sさんが普段よく使っている飲食店やガソリンスタンドにも加盟店が多いので、いろいろな店舗で使えてポイントが貯まりやすいのもうれしい点です。
また、PayPay、楽天ペイ、d払いにも対応しているので、お得なポイントキャンペーンなどを上手く活用してポイントを貯められるのもオススメ活用術です。
デビットカード活用で「家計管理」が省コスト化

最後に共働きのTさん。
「キャッシュレス決済は使ってから現金が引き落とされるまでにタイムラグが発生して、現金管理が難しい」という不満を持っていました。
確かに、翌月払いだと月ごとの家計管理が難しかったり、現金と併用したときの支払い記録がわからなくなったりしがちです。
しかし、『SMBCデビット』なら使った瞬間に口座から現金が引き落とされるので、通帳がそのまま家計簿になるようなもの。
さらに、『三井住友銀行アプリ』と併用すれば、いつでもどこでも口座確認できて、お金の流れを見える化することができます。
この『三井住友銀行アプリ』は、Moneytreeと連携すればデビットカードもクレジットカードもまとめて一元管理が可能。Tさんのようにキャッシュレス決済と現金を併用する人には納得の便利さです。
デビットカードで決済も家計管理も効率化できる

すでにキャッシュレス決済を活用しているライフハッカー編集部員。その手軽さや利便性は実感しながらも、細かい部分では不便も不満もありました。
しかし、いつものクレジットカードにデビットカードを加えた2枚持ちでそれらは解消されます。
それぞれの利点を活用して、状況や購入する品物によって使い分けすれば、お金の流れの見える化や使いすぎの防止ができるようになり、今以上に効率化されてお得なマネーライフが送れるようになります。
クレジットカードと比べると、まだまだ知名度も普及率も低いデビットカード。日々のキャッシュレス決済をより便利にするマネーハックとして取り入れてみてはいかがですか。
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