ブレーンストーミング(ブレスト)やプロジェクトでアイデアが浮かばず行き詰まることってありますよね。
このようにクリエイティブなアイデアが浮かばなくて困り果てた状態は、「クリエイティブ・ブロック」と呼ばれています。
でも、その気になれば、とてもシンプルな方法でこの「クリエイティブ・ブロック」を克服することができるんです。それは、紙にメモを取り、そのメモを持ち歩くことです。
紙のメモを取り持ち歩くメリットは?

効果的な実践方法を以下にご紹介します。
ライター兼パフォーマーで、クリスマスの妖精役も務めるDavid Sedarisさんは、「私の仕事は特別な才能よりも後天的に習得したスキルが物を言います」と語っています。
「誰でも観察することはできますが、私が他の人と違う点を唯一あげるとしたら、ポケットにメモ帳を入れて携帯していること」
文章の書き方を教えているDavid Perellさんも指摘している通り、Sedarisさんは生活の中で遭遇するおもしろいことや、ふと思いついてさらに考えを深めていきたいことをすべてメモしています。
そして暇があるごとに自分が書いたメモを読み、「これは使える」と思うものをPCにコピーします。
Sedarisさんは、座ってじっくり考えをめぐらすブレーンストーミングを必要としません。
文章を書くときには、既にアイデアが全部頭に入っていて、むしろ書かないものを決めるだけ。そのため、既に書き留めてあることをどう表現すれば効果的か考えるところから始められます。
様々なアイデアをメモしておくとよい
これを読んで、私も我が身を顧みてみると、確かに、何のアイデアも書き込んでいない真っ白なページから始めたときは仕事のできが最悪でした。
いっぽう、あちこちで集めたアイデアを長いリストにしていたときは、最高の仕事ができていたことに気付きました。
あらゆるところからアイデアを取り入れることで、自分は何に興味があるのか、何についてそのときにつきつめたいのかがわかりました。
集めたアイデアを見渡すと、それらをどうつなげていけるか、どのような配置で構築するかが見えてきました。そしてさらなるアイデアが浮かんでくるのです。
準備に永遠に時間を費やすことはできません。
ヘタすると、リサーチはやるべきことの先延ばしになり果ててしまいます。
プロジェクト全体に必要なものを全部集めようとしないでください。とりあえずプロジェクトを始めるために必要なものだけ集めましょう。
あわせて読みたい
Image: Shutterstock.com
Source: David Perell
Reference: NESS LAB
Nick Douglas – Lifehacker US[原文]