こんにちは。ココロ社です。

瞬く間に浸透した、こすると消えるインクの「フリクション」。わたしも本の著者校正のときなどに多用していたのですが、そのとき覚えた注意点についてお伝えしておきます。結論からすると、温度変化にやや弱いので、以下の2つの性質に注意して使う必要があります。

 

■こすらなくても60度以上になると消える

フリクションのインクは60度で消え(たように見える)のですが、摩擦で熱を起こして消すだけでなく、単純に60度以上の熱を当てると同じように消え(たように見え)ます。熱いものを置いてしまうと、苦心して書いたものでも悲劇が起きてしまうのでご注意ください。


■こすっても冷凍庫に入れると復活する

そして、このインクは低温になると色が復活します。なので、極端な寒冷地で使った時は、確かに消したと思った文字が復活してしまいます。つまり、浮き出て困るような情報はフリクションには不向きです。


以上の制限がある中でも、やはりフリクションは便利です。その特性を把握したうえで有効活用していきたいものですね。

ココロ社