新しい職場への転職を考えるとき、気になるのはいわゆるその会社の実態やリアルの部分ですよね。

説明会や面接、ホームページや会社パンフレットできれいに語られるような内容ではなく、その会社での実際の働き方や企業文化、職場の雰囲気、ワーク・ライフ・バランスのほか、本当に社員を大切にしてくれる会社なのかどうか。

こうしたことを入社前にきちんと知っておくことは、非常に重要なポイントです。

しかしこういったリアルな部分こそなかなか見えづらく、探りづらいもの。

Fast Companyによれば、会社の実態を探りたいときには面接で尋ねておくべき質問と、職場を訪れた際に着目するとよいポイントがあるとのこと。

間違った職場選びをしないためには、どのようなポイントに気をつけなければならないのでしょうか?

面接で尋ねるべき4つの質問

黄色の背景に浮かぶ「?」の吹き出し
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Fast Companyでは面接で以下の5つを尋ねてみることをおすすめしています。

1. 会議やミーティングの形式は?

これは盲点でしたが、納得。どの会社でも日常的に行なわれているものですし、意外とその会社の風土や仕事の進め方が反映されているものです。

会議室での大人数のものが多いのか、それとも5名程度の少人数のものなのか? 頻度はどのくらいか、参加メンバーの構成は、などを通して物事の意思決定スピード社内の風通しの良さが計れるかもしれません。

2. 社内・外の連絡手段、スピード感は?

これも1と通じる部分がありそうですね。

私が新卒で入社した会社では、チャットやSlackなどを通して気軽にやりとりをするような職場でしたが、次に勤めた法人では、FAXで先方と連絡を取ることが日常茶飯事のような職場でした。

振り返ると、確かに仕事の進め方や社風に通じるところがあったように思います。

3. 繁忙期はある? 仕事量は一定?

ワーク・ライフ・バランスを考えると確かにこのあたりもチェックしておきたいところ。

Fast Companyでは、年単位だけではなく、月や週で考えるとどうか? 週や月の初め、月末など、仕事が集中するポイントがあるのか?という点も確認すべきだと述べられています。

4. 社員の声はどれほど会社に反映される? 改善された事例は?

こんなことを聞いてもよいのか、と躊躇しそうですが、大切なポイントです。

もちろん社員の不満すべてがクリアになることは難しいかもしれません。

ですが、社員の声を吸い上げようとしてくれるのか、また少しでも状況改善のために何か行動を起こしてくれたのかを知ることで、その会社の社員に対する誠実さが判断できる指標になりそうです。

職場で観察しておきたい3つのポイント

虫眼鏡を覗いて観察する女性
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また、Fast Companyでは面接などでその会社を訪れた際に観察すべきポイントについても紹介しています。

1. 社員の服装

まずは、そこで働く社員の服装をチェックしてみましょう。

スーツ着用必須なのか、オフィスカジュアルなのか? ジーンズやサンダルなど、カジュアルな装いをしている社員が多いのか?

たしかに社員の装いはその会社のフォーマルさ、逆にいえばカジュアルさがにじみでているものです。社風社員の雰囲気を掴むヒントとして観察してみましょう。

2. デスク回りやオープンスペースなどの周辺環境

それぞれに与えられている個人スペースにも着目してみましょう。

どのくらいの広さの空間で、明るさや静けさはどうか? 役職や階層の高い人が角部屋に広々と部屋を構えるようなオフィスから、オープンスペースなど、これも会社によってさまざまです。

私が最初に勤めた会社では、年齢や部署、職種問わず意見交換が活発だったり、他部署とチームで働く機会が多かったこともあり、オフィスのそこら中にミーティングスペースがありました。

就職前の職場見学でその様子を目にしたことで、実際の仕事イメージが掴めたように思います。

3. 外部の目には触れづらい給湯室やトイレ

給湯室休憩室のような場所も、見学できるようであればチェックしておきたいポイントです。

どのくらいのスペースで清潔な状態かどうか、ストックはきちんと整理整頓されているかなど、人目につかないような場所にも企業の性格が見え隠れするものです。

社員が毎日使う場所の1つ、トイレもしっかり確認しておきましょう。

これまでの職場を振り返ると、中で働く人間からすると毎日何度も使用する場所の快適さは意外と重要だと感じています。

私も実際に、職場のトイレが明るく清潔だと気分良く感じましたし、デスクとは別の空間で良い気分転換になっていたように思います。

ためらわずにまずは聞いてみよう

会議中に手を上げて質問する男性
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私は、新卒からしばらくの間、企業の採用や育成を支援する仕事を通して、大企業から中小企業までさまざまな人事部、総務部の方々と接してきました。

結果、強く感じたことは、面接ではつい求職者だけがジャッジされているように感じて委縮してしまいがちですが、逆に面接は求職者側も会社をジャッジするのに最適な機会なのだということ。

「こんなことを聞くと落とされるかも」と最初から遠慮してしまうのではなく、確認したいと思うことであれば率直に聞いてみましょう

逆に、聞きづらい質問に対して真摯に対応してくれない会社は、本当にあなたが入社すべき会社なのでしょうか?

会社が話しづらいネガティブなことに対する質問をしても、真摯に回答しようとしてくれる姿勢であったり、芳しくない状況を改善しようとしているプロセスが感じられるかどうか。

そうした点こそが会社のリアルなのではないかと思います。

面接だけで不安な場合は、実際の社員と話をさせてもらえるかどうか頼んでみるのも1つの手。

もちろん、現場の方に負担がかかることなので無理強いは禁物ですが、実際の社員と合って肌感覚を確かめるのもとても大切なことです。

仕事は私たちの人生の多くを占める大切なもの。「こんなはずじゃなかった…」という選択をしないよう、自分に合った職場をしっかり見極めましょう。

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Source: Fast Company