疲れた日には、食事は手軽に済ませてしまいたいもの。とはいえ、運動不足や不規則な生活リズムなど生活習慣が乱れがちないま、健康面にも気を配りたいですよね。
そこで、「世界一早い! 家政婦makoのずぼら1分ごはん」の著者で、アイデア料理研究家・栄養士のmakoさんに、電子レンジで作る「鶏むね肉のオイスターマヨ」の超時短レシピをおすすめの副菜と一緒に教えてもらいました。
「鶏むね肉のオイスターマヨ」の作り方・レシピ
材料
【材料:2~3人分、調理時間:10分】
- 鶏むね肉:300g(一口大に切る)
- 人参:1/2本(約5mm幅の半月切りにする)
- 酒:大さじ1
- オイスターソース:大さじ2
- マヨネーズ:大さじ2
- 塩:少々
- 胡椒:少々
鶏むね肉は、低脂質・高タンパク質のヘルシー食材として人気の食材。中でも、鶏むね肉特有の栄養素「イミダゾールペプチド」は、優れた疲労回復効果と抗酸化作用を持つだけでなく、精神的な疲労や認知症の予防にも役立つと言われています。
また、人参に含まれるカロテン(ビタミンA)は、鼻や喉の粘膜を強化し、風邪などの細菌感染を防ぐ効果があります。カロテンは油と一緒に摂ることで吸収率が高まるため、マヨネーズとの相性も良く、効率的に栄養を摂取できるでしょう。
レンジで加熱して調味料を和えたらすぐ完成
手順は簡単な3ステップ。
まず、耐熱皿に鶏むね肉と人参を入れ、塩、胡椒、酒を回しかけます。
※耐熱皿は直径約22cm程度で深さのあるものが推奨。
耐熱皿にふんわりとラップをかけて、電子レンジ(600W)で6分加熱します。
鶏むね肉に火が通っていない場合は、30秒ずつ様子を見ながら追加で加熱してください。
最後に、オイスターソースとマヨネーズを加えてよく和えたら、「鶏むね肉のオイスターマヨ」の完成です。
【超時短、ずぼらポイント】
- 電子レンジで加熱するだけなので、フライパン不要
- 鶏むね肉にハサミを使えば、切りやすく片付けもラクに
- 加熱している間に調味料を用意してさらに時間短縮
さっぱりと仕上げた「大根のポン酢煮」を副菜に
アレンジには、鶏肉の部位を変えるのはもちろん、人参の代わりにさつまいもやレンコンなどを使用してもOK。その場合、根菜類は薄切りにしておくと上手く加熱することができます。
また、今回おすすめの副菜に挙げられるのは「大根のポン酢煮」です。
「大根のポン酢煮」の作り方・レシピ
【材料:2~3人分、調理時間:8分】
- 大根:160g(約8mm幅のいちょう切りにする)
- きざみねぎ:大さじ1
- ポン酢:大さじ3
- 水:大さじ3
- ごま油:大さじ1/2
【作り方】
耐熱容器に大根と調味料を入れ、ふんわりとラップをかけたら電子レンジ(600W)で6分加熱し、熱いうちにきざみねぎをちらす。
大根には多数の消化酵素が含まれており、これらが胃腸の働きをサポートしてくれます。さらにタンパク質や脂肪の消化を促す効果もあるので、今回の主菜との食べ合わせも良いと言えるでしょう。
また、肝臓の働きを高めるビタミンCを豊富に含むことも大根の特徴の1つですが、中心部よりも表面の皮に近い部分の方が2倍近く栄養素が分布しています。そのため、皮は向かずにきれいに洗い、皮ごと食べるのがおすすめ。
さっぱりと食べられるので、こってり味付けされた主菜との相性も抜群ですよ。
今回makoさんが紹介してくれた主菜と副菜は、いずれも1分の手間で作れる超時短レシピ。忙しい平日の献立や料理初心者のレシピとして、ぜひお試しください。
>>鶏肉のレンチンレシピ
mako:超カンタン料理研究家・アイデア料理研究家

栄養士とフードコーディネーターの資格を持つフードクリエイター。3時間で30品つくりおき料理を完成させる“超速ワザ”が注目され、「沸騰ワード10」や「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)などに出演。料理のアイデアを考えるのが得意で、自身の経験と組み合わせ、誰でもおいしくつくれるレシピを提案している。
Photo: 松島徹