新しい言語を学ぶのは大変です。あらゆるアプリを試し、日々努力を重ねても、学習中の言語で会話を交わすことさえできない人が多いのが実状。
こうしたアプリを使う言語学習の方法はほとんど同じで、単語、フレーズ、文法構造の暗記が中心です。
しかし、ブラウザの拡張機能であるToucanは、別のアプローチを試みており、人によってはこれが一番適したツールかもしれません。
Toucanが提供する学習方法とは?
Chrome、Edge、SafariのどれかにToucanをインストールしてウェブサイトにアクセスしたり、記事をクリックすると、ページ上の一部の単語が、ユーザーの選択した言語に翻訳されていることに気づくはずです。
ポルトガル語を学ぼうとしているなら、「esta(ポルトガル語で「this」の女性形)」のような文が表示されたり、いくつかの「paravras(ポルトガル語で「word」の意味)」が翻訳されるでしょう。
また、翻訳された単語にカーソルを合わせると、ポップアップが表示され、その単語の英語での意味が表示されます(「Esta」は「この」、「palavras」は「単語」)。
このポップアップでは、クリックすると単語の発音が聞けるスピーカーのアイコン、単語のスペルを確認するミニクイズ、単語をハイライトして記憶するための保存ボタンなど、言語学習をサポートするアイテムも充実。
最初は1語ずつですが、学習が進むにつれて、Toucanはブロック(語彙のかたまり)単位で単語を増やしていきます。文法構造は言語によって異なるので、このやり方は合理的です。
単語のブロックを拡大していくことで、選択した言語の語順や動詞の活用などとともに、文法を自然に学ぶことが可能です。
また、この拡張機能は、従来の言語学習に近い「ショートカット」も提供しており、挨拶や外食の際など、よくある場面で使う重要な単語やフレーズをハイライトします。
ただし、ショートカットはTwitter、Reddit、YouTube、Googleでしか機能しないので注意してください。
「第二言語習得理論」に基づく学習法
同社によると、この拡張機能は「第二」言語習得と呼ばれる理論に基づいています。
この理論は、言語の習得は、新しい単語や文法を何度も繰り返して頭に叩き込むのではなく、リラックスしてその言語に没頭することがもっとも効果的だとしているものです。
高校で習ったスペイン語の授業が役に立たなかったと感じたことがあるとしたら、それはその学習システムがほとんどの人には効果的でないからだとToucanは主張するかもしれません。
もちろん、ToucanはDuolingoのように「勉強しなさい」としつこく迫るようなアプローチも取りません。これは最小限の努力で新しい言語を習得することを目指しているためです。
普段からインターネットを利用している人は、ウェブサイトを見たり、興味のある記事を読んだりするでしょう。
そんな時、Toucanが画面上の単語の一部を翻訳してくれれば、興味を持ってその単語を覚えるはずです。退屈な教材を読むよりもはるかにやる気になれるでしょう。
普段どおりのこと(ネットで時間を浪費すること)をしながら、新しい言語に触れることができるというわけなのです。
Source: Toucan (1, 2), Chrome ウェブストア, Microsoft, App Store, sk.com.br