ようやくフライトが到着して嬉々として降りたのはいいけれど、機内に忘れ物をしてしまった!
そんな場合の対処法をご紹介します。
降りてすぐに気づいたら
降りてすぐに気がついた場合には、もし可能なら到着ゲートに戻って搭乗券を見せ利用航空会社の地上係員に説明します。まだ機材がゲートにある場合には、係員が機内へ入って見てくれることもあります。
もしゲートへ戻れなくても、とにかく航空会社の地上係員に相談してみてください。フライトクルーが見つけて地上係員に渡してくれることもあります。すでに機内に清掃クルーが入っていたら、そこから遺失物案内所へ届けられる可能性もあります。
わたしの空港勤務経験においては、ゲートまたは他の場所で地上係員にできるだけ早く探してもらうこの方法が一番戻ってくる確率が高いようです。
時間が経ってしまったら
もし乗り継ぎをした後や旅の往路を終えた時に気づいたら、どういう手段があるのでしょうか。
復路で同じ空港を利用するなら、利用航空会社の地上係員に相談してみたり、その空港の遺失物案内所に足を運んでみるのもひとつの方法です。
何日も過ぎてしまったり旅を終えてしまってから気づいた場合には、航空会社のカスタマーサービスに電話をしたり航空会社のホームページから遺失物の届け出をすることができます。遺失物案内所は「Lost and Found office」、遺失物の届け出は「Report Lost Item form」「File a lost and found form」などのオンラインフォームを使って届け出ます。
SNSも利用できる
上記のほかに「Reader’s Digest」では、航空会社のSNSを通じて問い合わせする方法も提案されていました。
ただしSNSでアプローチする場合には情報が公になってしまうので「X日に○空港で忘れ物をしたのですが、どうすればいいですか」と一般的な問い合わせにして、航空会社と直接やりとりするきっかけにするのがよいそうです。
念入りな確認で忘れ物を防止
このように機内で忘れ物をした時に取れる手段はいろいろあるのですが、やはり忘れ物をしないのが一番。
空港勤務で遭遇した最多のものがスマホ忘れ。機内で使って座席ポケットに入れてしまい、そのまま降りてしまったというパターンが多いようです。
わたしは機内ではモノを出しっ放しにせず、使うたびにバッグにしまうようにしています。そして、飛行機が着陸態勢に入ったときに荷物の準備と確認をします。
そして到着時にも、早く降りたい気持ちを抑えつつ、座席ポケット、自分の座席の上と下、自分の前の座席の下、手荷物を入れた頭上の荷物棚を再チェック。もし隣席が空いていて幸運にもそこも使っていたならその座席の上下もチェックします。つまり自分がモノを置けたであろうスペースをすべて再確認してから降ります。
これで忘れ物をかなり防止できると思います。
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Image: iChzigo/Shutterstock
Source:Reader’s Digest