先ごろWindows 10 Version 1809に、トラブルシューティングや問題解決のための自動ツールが新しく追加されました。しかし同時に、結構な数のバグも発生してしまいました。
最新の(そして、よりいっそうイライラさせられる)奇行のひとつが、「PCのシャットダウンやスリープにやたらと時間がかかる」問題です。
バグの原因
このバグの原因は、USB Type-Cデバイスのすべての接続を処理する「Type-C Connector System Software Interface(USCI)」です。
Windows 10 version 1809のUSCIの場合、PCのシャットダウン時、あるいはスリープモード突入時には、接続切断の処理に最長で60秒ほど余分に時間がかかるようです。
たしかにイライラさせられますが、デメリットといえば、少し余分に待たされることぐらいです。シャットダウンやスリープに時間がかかるからといって、USBデバイスに不具合が生じることはないようです。
ノロノロを回避する方法
Microsoftはこのバグの存在を認めていますが、それを修正するためのアップデートやホットフィックスをまだリリースしていません。
ですが、このノロノロを回避するための簡単な方法があります。PCをシャットダウンする、あるいはスリープモードにする前に、USB Type-Cデバイスを切断するのです。
USB Type-Cがどのようなものなのかよくわからないという方は、ケーブルに下の画像のようなコネクターが1つ(あるいは複数)ついているかどうかを確認してみてください。

USB Type-Cデバイスには、例えばこのようなものがあります。
- 最近発売されたAndroidスマホやタブレット、ノートパソコン。Google Pixel全機種、 Chromebook Pixelなど
- Nintendo Switch
- 最近発売されたMacBookファミリー
- 一部の外付けHDDやSSD
ほとんどのUSB Type-Cデバイスは、単に充電するためにPCに接続されます。その場合は、取り外しても何ら問題はないでしょう。
一部のデバイス(Android端末や外付けドライブなど)については、PCとデータや映像・音声などをやりとりしている場合もあります。なので、今、何か重要な作業を行なっていないことを確かめてから、接続を切断するようにしましょう。
簡単なことですが、何らかの理由で急いでPCをシャットダウンしなければならない時には、つい忘れてしまいがちです(忘れてしまった時は、腹をくくって60秒余分に待ちましょう)。
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Image: Brendan Hesse
Brendan Hesse - Lifehacker US[原文]