在宅ワークには向き不向きがある。筆者は、2011年から自宅で仕事をしている。
これまで、同僚とつながるために必要な努力から、人事部のサポートがないこと、仕事とプライベートがまったく同じ空間で発生する中、どうそれを区別するかという悩みまで、さまざまなチャレンジがあった。
しかしその一方で、自宅で働くことによって通勤がなくなり、自分の時間をもっとコントロールできるし、自分の好きな服装、好きな仕事環境を選べるようにもなった。
以下、職業的に可能なら、在宅ワークを検討すべき7つの理由を紹介しよう。
1. (多くの場合)好きなとき、好きな場所で仕事ができる

家から仕事をしていても、同僚やクライアントと1日中連絡を取り合っていて、オフィスで働くのと時間的に変わらないこともあるだろう。
だが、オフィスとは違って、自宅はクローズすることがない。
朝早い時間帯でも、夜遅い時間帯でも、好きなときに仕事ができる。
事実、こうした時間外に働くと、メールや電話に邪魔されることもほとんどないため、生産性が高まることが多い。
また、特別な設備が必要なければ、コーヒーショップや公園のベンチ、ビーチに面したリゾートなど、仕事さえできれば、自宅以外の好きな場所を選ぶことも可能だ。
2. ドレスコードがない

毎日、自宅の"オフィス"に入る前に、筆者はちょっとカジュアルな服(ジーンズなど)とセミドレス・シューズに着替える。
きちんと着替えることで、仕事モードに入れるからだ。
だが、在宅ワークなら何でも自分の好きなものが着られる。ネクタイをしめてもいいし、Tシャツやバスローブでもいい。
3. 通勤がない

職場が自宅なら、自分のデスクに行くために車を運転したり、電車や自転車に乗ったり、長い距離を歩く必要はない。
これはかなりの時間の節約になる(アメリカ人の平均通勤時間は片道約26分)し、交通手段を利用しないことで二酸化炭素の排出量も抑えることができる。
4. 会社の経費を節約できる

リモートワークをすることで、会社の経費の節約にもなる。
会社側は物理的に働く場所を提供しなくていいだけでなく、従業員にコーヒーやスナック、紙、ペン、水や電気といった資源を消費されることもない(だが、こうした仕事に必要なものは、リモートワークをしている従業員に対して、企業側が費用を負担するのが理想だ)。
5. 友人や家族との時間が増える

在宅ワークをしていれば、常に同僚と一緒ではなく、友人やパートナーとランチを食べることも可能だ。
子どもがいれば、彼らと過ごす時間も増える。
もちろん、会社のスケジュールに従わなければならない部分もあるが、通勤がない分、自分の時間が確保できるし、職場の付き合いと距離があることで、他の人と過ごす時間が増える。
6. より健康的になれる

自宅にいれば、同僚や上司からにらまれることなく、必要に応じて休憩を取りやすくなる。
つまり必要に応じて、ストレッチをしたり、ちょっとした散歩やエクササイズを挟んで、肉体的に休むだけでなく、精神的にも休みを取ることができる。
また、ポテトチップスやナッツといった限られた選択肢の中からではなく、もっとからだにいいものをキッチンに置いておいて、食べることもできる。
7. 収入が増える可能性も

ある調査によると、基本的にリモートワークをしている人の方がオフィスで働いている人よりも収入が多い。しかも、その差は年に数万円ではなく28%だ。
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Image: Flicker, Getty Images, Shutterstock.com
[原文:The 7 best reasons to work from home]
BUSINESS INSIDER JAPANより転載(2019.04.13)