成功者たちは、読書を重視している。ある面では、成功の一因となっていると考えている。
若き日のイーロン・マスク氏は、毎日10時間、本を読んでいた。
このところビル・ゲイツ氏は毎週1冊、新刊を読んでいる。
成功者たちが、どのように生活の中に読書を取り入れているのか紹介しよう。
ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)

バフェットは、1日に5、6時間をかけて新聞5紙を読んでいると伝えられる。
彼はまた500ページの財務資料にも細かく目を通し、投資家を目指す人に同じことを勧めている。
「知識はそうして身につけるものだ」と、バフェットは最近、コロンビア大学での投資に関する講義で語った。
「知識は、複利のように積み上がっていく。誰でもできることだが、皆さんの多くはやらない」
ビル・ゲイツ(Bill Gates)

ゲイツは年に50冊、およそ1週間に1冊、本を読んでいる。そのほとんどがノンフィクション。
公衆衛生、疾病、エンジニアリング、ビジネス、科学がテーマだ。
たまには小説を読むこともある(夜遅くまで一気に読むこともある)。
だが本は第一に、自分が存在する世界について、より深く学びたいという彼の欲求を満たすものだ。
マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)

2015年、ザッカーバーグは、2週間に1冊、本を読むと誓った。
「異なる文化、信仰、歴史、テクノロジーについて学ぶことを重視する」と彼はFacebookに書いた。
「本を読むことで、我々は1つのテーマを十分に追求し、深く没頭することができる。今のどのメディアもかなわない」とザッカーバーグ。
「メディアに触れる時間を減らし、読書の時間を増やしていくことを楽しみにしている」
オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)

1996年から、ベテラン司会者のオプラ・ウィンフリーは「Oprah's Book Club」で、視聴者に読書のアドバイスをしている。
彼女は、読書は「自分にとって自由へ至る道」だと語っている。
「本は、祖母の狭い家の玄関を超える世界を私に見せてくれた」と彼女は2004年、国連人道賞の受賞演説で語った。
そして、本は「現状を超える可能性を見い出す力」を与えてくれたと付け加えた。
マーク・キューバン(Mark Cuban)

NBAダラス・マーベリックスのオーナー、マーク・キューバンは、ビジネスをスポーツのように捉える。
彼は、常に競争力を求めてきた。
つまり、毎日3時間読書することは、自分が関わる業界についてより深く知るためにほかならない。
彼は仕事を始めた頃、これが驚くほど役に立ったと語っている。
「読んだものは全て形にしてきた」と彼は、自身のブログSuccess and Motivation Seriesに記した。
「誰でも、同じ本や雑誌を買えた。望めば、誰でも同じ情報を得られた。結局、ほとんどの人は本心から望んでいなかったということだ」
デビッド・ルーベンシュタイン(David Rubenstein)

大富豪で、投資会社カーライル・グループの共同創業者デビッド・ルーベンシュタインは、1日に新聞8紙と、1週間に本6冊を読むと伝えられる。
慈善活動家でもある彼は、並外れた集中力で物事にあたってきた。
「早くから、突き動かされてきたからだ」と2010年に語っている。
フィル・ナイト(Phil Knight)

ニューヨーク・タイムズによると、ナイキの創業者フィル・ナイトは、執務室の裏の書庫を神聖な領域とした。
入室する者は皆、靴を脱ぎ、一礼しなければならなかった。
2007年、辞任から3年経つ現在も書庫を保有しているのかとタイムから質問された時、彼は不信まじりに答えた。
「もちろんだ。書庫は今もある。私は常に学んでいる」
イーロン・マスク(Elon Musk)

テスラのCEOになるずっと前、さらにPayPalを共同設立する以前、若き日のイーロン・マスクは、SF小説を1日に最大10時間読んでいた。
彼は9歳の時に、ブリタニカ百科事典全巻を読破したとも伝えられている。
彼は、ロケットに関する広範な知識を得るために、本のパワーを信じている。
ロケットについて、どのようにしてたくさん学んだのかと質問された彼はこう答えている。
「本をたくさん読んだ」
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Image: Getty Images
[原文:9 of the most successful people share their reading habits]
Sources: Amazon, Gates Notes
BUSINESS INSIDER JAPANより転載(2017.07.29)