空港の保安検査場で、果てしないほど長い列に並ばされるのは本当にうんざりしますよね?
しかし、もっと最悪なことがあります。それは、行ってみたら保安検査場が閉まっていた、という事態です。
先日Redditで、ユーザーのI-ThotYouSaidWeastさんが、空港で遭遇した悪夢のような出来事について語っていました。
「ダラス空港の保安検査場が11:30に閉まることを知らなかったんです。フライトの乗り継ぎの合間に夕飯を食べに行って戻ってきたら、全部閉まっていました」とI-ThotYouSaidWeastさんは書いています。
ハブ空港は営業時間が決められている
「保安検査場を開けてもらえなかったので、フライトスケジュールを変更しなければなりませんでした」
これは本当にあることです。すべての空港のすべての保安検査場が24時間オープンしているわけではありません。
ロサンゼルス国際空港やサンフランシスコ国際空港のような主要ハブ空港(セキュリティチェックをTSA:アメリカ合衆国運輸保安庁の職員ではなく、請負企業が行っている)では、営業時間が厳格に決まっています。
TSAの担当者によると、ニューヨークのJFK空港などでは、フライトスケジュールに基づいて、空港と航空会社の営業時間が設定されているそうです。
ターミナルごとの保安検査場も、フライトスケジュールに基づいて個別に営業時間が決まっているということです。
保安検査場が閉まっているという悪夢はどういう場合に起こるのでしょうか?
早朝のフライトや深夜の乗り継ぎ、フライトに大幅な遅延があった場合などは、保安検査場が閉まっている可能性があります。
トラベル系メディア「Points Guy」は、深夜便に遅延が発生した場合の危険性について次のように説明しています。
航空会社は、フライトが遅延した場合でも、最初に予定されている出発時刻に基づいてチェックイン、及びセキィリティチェックを済ますことを期待しています。
いちかばちか、出発時刻の遅れに合わせて、保安検査場へ遅れて行ってみてもいいですが、変更された出発時刻はあくまで推定時刻であることは頭に入れておきましょう。
言い換えれば、フライトが遅延したので当初の予定時刻より遅れて保安検査場に行くと、閉まっている可能性があるということです。
TSAに文句を言う前に、政府閉鎖の影響が、保安検査を担当する職員にも当然ながら及んでいることを思い出してください。多くの職員が何週間も給与停止にあっています。
また、フライトが24時間運行ではない小規模の地方空港では、保安検査場を24時間開けておくのは合理的でないことも理解すべきです。
早朝フライトの場合、どうすればいい?
では、早朝のフライトを予約する場合、ガラスの壁で遮られた保安検査場を呆然と見つめるのを避けるには、どうすればいいでしょうか?
正直なところ、保安検査場の営業時間を把握するのはそれほど簡単ではありません。オンラインで検索しても、たいていはTSA事前審査プログラムの営業時間がわかるだけです。
何もわからないよりはましですが、一番知りたい通常の保安検査の営業時間ではありません。
ですので、オンラインではなくTSAに直接問い合わせるようにしましょう。
とても簡単です。Facebookメッセージでも問い合わせることができます。
フライトが早朝の場合は、保安検査場は出発予定時刻の2時間前に開くと考えておけば安全です。
フライトが大幅に遅延している場合は、残念ながら、推定のフライト時刻より大幅に早く空港に向かう以外に安全策はありません。
(自宅で待っていると、遅延時間が突然短くなるリスクもある)
そして、深夜の乗り継ぎに関しては、空港とターミナルが開いていることが明示的に示されていないかぎり、そうした乗り継ぎをスケジュールすべきではありません。
フライトに乗り遅れてしまったら、ただちに空港会社に連絡をとり、次の便を再予約してください。
もちろん、病気や事故などの緊急事態を除けば、追加料金を求められる可能性が高いので、お金の準備はしておきましょう。
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Image: Rob Wilson/ shutterstock
Source: reddit, the Points Guy, TSA
Josh Ocampo - Lifehacker US[原文]