解決する方法は、もっと長く働くことじゃない。つまらない用事を減らすことだ。生産性を上げるのではなく、無駄をなくすことだ。邪魔が減れば、ずっと抱えていた不安が消え、ストレスを減らすことができる。 ——ジェイソン・フリード、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン
「やるべきことが全然終わらない!」という時は、効率的な方法を身につけるよりも、まずはムダをなくしてみませんか?
このアドバイスは、世界的なソフトウェア開発会社であるベースキャンプの共同創業者による『NO HARD WORK!——無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方』からの引用です。
意識高い系とは正反対の“ゆる~い”ムードが漂うビジネス書で、読んでいる内に肩の力が抜けていくのがわかります。
大切なのは、疑問を持ち無駄をなくすこと
「仕事が終わらないのは、自分の能力が低いからだ。もっと新しい知識や技術を身につけ、生産性をアップしないといけない…!」
真面目で責任感の強い人ほど、こんなふうに自分を追い詰めてしまいがち。
でも、「そもそも、これ必要だっけ?」と疑問を持つことも大切です。
辛口コラムが人気のDJあおいさんも「自分を磨きすぎて、アプリを入れすぎのスマホみたいに動作が遅くなっていませんか?」と警告していました。
見栄や惰性で続けてきた不要な行為、探せばたくさんあるはず。
それらを思い切って削れば、色々うまくいくようになるかもしれませんよ。
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Image: Shutterstock
Source: ジェイソン・フリード、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン(著)、久保美代子(訳)『NO HARD WORK!——無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方』(早川書房)
カフェグローブより転載(2019.02.12)