Appleは数年前から、耳が不自由な人向けに「ライブリスニング」という機能を提供しています。この機能を使うと、iPhoneやiPad、iPod touchをリモートマイクにして、Made for iPhone補聴器に音声を送ることができます。
2018年9月にリリースされたiOS12では、このライブリスニング機能が、Appleのワイヤレスイヤフォン「AirPods」にも対応しました。
AirPodsを簡易ベビーモニターにできる!
つまりこの機能を使えば、お手持ちのiPhoneやiPadが、数回タップするだけでベビーモニターに早変わりします。
たとえ育児やら何やらで忙しいお父さん、お母さんが別室にいても、AirPodsイヤフォンで赤ちゃんの様子を音で聞くことができるのです。
テックサイト「MacRumors」のTim Hardwick氏は次のように説明しています:
赤ちゃんが昼寝をしているときや、あなたが別室でテレビを見ているときに、iPhoneやiPadを簡易ベビーモニターとして使うことができます。
ベビーベッドの近くにiOSデバイスを置いたら、あなたはAirPodsをひとつ、耳につけるだけ。Bluetoothが十分に届くはずなので、離れていても音が聞こえてくるでしょう。
ライブリスニングは、iPhoneやiPadでオーディオを再生している最中でも使えます。
たとえば、デバイスでポッドキャストを聴いていても、赤ちゃんの様子を確認することが可能です。
ただし、再生しているものが何であれ、ライブリスニングに合わせて音声はモノラルに切り替わるので、その点をお忘れなく。また、ライブリスニングの使用中は、AirPodsをダブルタップして操作することができなくなります。
MacRumorsより翻訳引用
普段使いではなく、あくまでも簡易使用におすすめ
とはいえ、この機能を普段使いのベビーモニターとして使うことはあまりおすすめできません。
赤ちゃんのバブバブというお喋りや泣き叫ぶ声が年がら年中、イヤフォンから聞こえてくるのは困りますよね。
でも、週末にベビーモニターを持たずに旅行に出かけた時や、日曜に友だちの家でアメフトを観ている時に赤ちゃんのお昼寝が必要になったら、便利に使えるかもしれません。
iPhoneやiPadでライブリスニングを利用するための詳しい方法は、Tim Hardwick氏のこちらの記事をお読みください。
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Source: MacRumors
Image: Ben Kolde on Unsplash
Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文]