猛暑お見舞い申し上げます。日本も連日の猛暑が報じられているようですが…
7月17日、41度。
7月20日、43度。
7月21日、22日、44度。
これ、私が住んでいる米テキサス州ダラスの先々週の最高気温です。
40度の猛暑では、やる気がでなくて当たり前
鹿児島とだいたい同じ緯度で、4月から10月は実質夏であるダラスでも40度を超えることはあまりないので、今年の夏の暑さは格別です。
7月17日の天気は「もや」でした。人生初めて見たこの天気に、頭がもやもやするから「もや」と言うのかとくだらないだじゃれを言う気力はあったものの、頭がぼーっとしてやる気がでません。
「室温が高すぎる」と生産性は10%落ちる
それがやはり気のせいではなかったと思ったのは、室温と生産性についてのNPRの記事が目に留まったからなんです。
ボストンで、大学の寮の室温を華氏71度(摂氏22度)と80度(摂氏27度)に設定し、学生たちに12日間数学のテストを受けさせる実験をしました。
その結果、室温が高い方の学生たちのテスト結果は10〜13%下がったそうです。また、同じような気温差を使ったほかの調査でも、生産性は約10%低下することがわかっています。
10%低下なら、単純に考えて10日でできる仕事が11日かかることになるわけで、それが累積したときの影響は無視できません。
最適室温は、22度らしい(アメリカの場合)
「NPR」の記事では、さまざまな調査からわかったもっとも生産性が高い室温は華氏72度(22度)だと述べています。
これはアメリカでの数字なので、日本ではそれぞれのオフィスの環境によっても変わることでしょう。エアコンも効きすぎると逆効果なので、寒すぎず、暑すぎず、その職場での最適な室温でこの猛暑を乗り切りたいですね。
source: NPR
Image: Sergey Ryzhov/Shutterstock.com