世の中にはデスクワークに向かない人がいます。あちこち動きまわっているほうが好きだという人もいれば、自然が好きという人もいます。週末が終わり月曜日になるとオフィスに出勤するのが嫌で、月曜病になる人もいるかもしれません。
エコノミストのElka Torpeyさんが、アメリカ合衆国労働統計局(BLS)のキャリア・アウトルックのデータを検証して、外にいるのが好きな人のための職業をリストアップしました。
Torpeyさんは、「屋外ですごす時間を持てる職業」というカテゴリーはかなり広いと指摘しています。屋根の上に一日中いる屋根職人。救急車の救命隊員。船員。興味の対象、給料、教育レベル、外で過ごす時間にいたるまで、アウトドアの職業は多岐にわたっています。
もし分類するのであれば、「人と一緒にする屋外の仕事」「水上でする屋外の仕事」「森林でする屋外の仕事」「植物や動物と関わる屋外の仕事」「都会でも屋外でする仕事」の5つになるでしょう。その中から一部をご紹介します。
■人と一緒にする屋外の仕事
- コーチ、スカウト、審判
- 学童擁護員
- ライフガード
- 旅行ガイド
■水上でする屋外の仕事
- 船長/船員
- ガス、石油の発掘
- 船のエンジニア
■森林でする屋外の仕事
- 森林の保全員
- 木こり/機械操縦師
- 山火事の防止員と調査員
■植物や動物と関わる屋外の仕事
- 農機具のオペレーター
- アニマルブリーダー
- 酪農家
- 野生動物調査員
■都会でも屋外でする仕事
- 工事作業員
- 建設作業員
- 高速道路のメンテナンス員
- リサイクル品回収員
これは大変役立つデータで、思いもしなかった職業を見つけることができます。たとえば、測量技師などはデータを見ないとなかなか思いつかない職業です。
でも、若い人の就職カウンセリングや、自分の天職について考えているなら、実際にその仕事をしている人に直接話を聞くか、仕事をしているところを観察するほうがいいでしょう。たとえば、私はホスピタリティ・ビジネスで働いていました。BLSの最初のグラフを見るとレジャーとホスピタリティセクターの採用人数が多いことを示しており、2024年まで成長が予測されます。じゃあ、誰でもその道に進むべきかというとそうでもありません。私の経験からいえば、こうした仕事は若い人たちにはいいと思いますが、安定と長期的なキャリアを望むもう少し年齢の高い層にはどうかなと思います。
最後に、都会もアウトドアも好きという人にも、郵便配達から電線工事まで、いろいろな選択肢があります。要するに、枯れ木の伐採だろうが、動物の飼育だろうが、荒野を独りで歩き回ることだろうが、探せばあなたに向いている仕事は必ずあるということです。
Image: bjornsphoto/Flickr
Source: U.S. Bureau of Labor Statistics
Leigh Anderson - Lifehacker US[原文]