Windows10の最新アップデートがダウンロードできるようになりました。Fall Creator’s Updateと名付けられたこのアップデートには、対応するPCに拡張現実をもたらすMixed Realityのサポート機能などが追加されました。また、「手書き認識」「Cortanaを使った音声操作」「ユーザーインターフェースの改善」などの小さなアップグレードが盛り込まれています。少しずつユーザーに届けられる予定ですが、自分の順番が待ちきれないというせっかちな人は、手動でダウンロードすることも可能です。
Mixed Reality
今回のアップデートでもっとも目を引くのが、Mixed Reality機能の追加でしょう。Mixed Reality Viewerと『Mixed Reality Portal』アプリを使えば、PCのカメラや「Dell」「Samsung」「HP」「Lenovo」などが出しているMixed Realityヘッドセットを用いて、現実世界にバーチャルな物体を置くことができます。すべてのPCがMixed Realityをサポートしているわけではありません。Microsoftが用意したMixed Reality PC Checkを使えば、現在のセットアップに何を変更すればこの機能を使えるようになるかを確認できます。
写真の3Dエフェクト、ペンをなくさない
Windows10は、複数のアプリでスタイラスペンのサポートを強化しています。さらに、手書き認識も進歩しました。Find My Pen機能を使えば、失くしたペンを見つけることもできます。『Photos』アプリには、画像を編集・カスタマイズする機能がたくさんあります。フィルター、テキストオーバーレイ、3Dエフェクト、アニメーションやシェアが可能なオブジェクトなどを追加可能です。
Microsoft Edgeブラウザがペンとピン留めをサポート
Microsoft Edgeは、デスクトップからお好みのサイトをすぐに開ける「タスクバーへのサイトのピン留め」などの機能が追加されています。ブラウザ内で、手書きまたはSurface PenなどのスタイラスとペアでMicrosoftのインク機能を使用することで、PDFに注釈を付けるなどのタスクもできます。
Cortanaからメールも
Microsoftのボイスアシスタント「Cortana」は、音声命令によりコンピューターのロック、シャットダウン、再起動ができます。AndroidフォンにCortanaのアプリを入れることで、Android端末との電話統合も可能です。CortanaにAndroidフォン上のSMS機能や連絡先リストへのアクセスを許可しておけば、音声でメールを送ったり電話を受けたりできます。
ほかにも、小さな改善はたくさんあります。連絡先の管理に関しては、選択した連絡先をタスクバーにピン留めして、すぐにアクセスできるようになりました。タスクバーから、メッセージの送信やSkype電話の立ち上げも可能です。つまり、新しいウィンドウを開かずに、ポップアップだけでメッセージを送れるということです。
手動アップデートの方法
オーディエンスを熟知しているMicrosoftは、待ちきれないユーザー向けに、Fall Creator’s Updateの入手やWindows10の完全再インストールを容易にできるようにしています。MicrosoftのWindows10ダウンロードページに行けば、あなたのWindowsバージョン向けのアップロードのオプションが見つかります。「Update Now」をクリックして、インストーラーをダウンロードし、画面の指示に従ってください。
Image: Elizaveta Galitckaia/Shutterstock.com
Source: Microsoft(1, 2, 3), Gizmodo
Patrick Lucas Austin - Lifehacker US[原文]