パワーナップ(仮眠)は、日中に頭をリフレッシュするのに最適。長めの昼寝で睡眠惰性を起こすこともなく、脳の働きがよくなります。もし、このごく短時間の仮眠にアラームをつかいたくなければ、かわりに昔ながらの方法を用いてみては?
私がしばらく前に、誰もが朝だけでなく午後のルーティンも設けるべきだという記事を書いた際、そのルーティンに昼寝も組み込むべきだというコメントを数件もらいました。そしてその中の1人が、こんな昼寝の仕方を教えてくれたのです。
(私が授業中に居眠りをしていたことがきっかけで)高校の先生から聞いた話なのですが、エイブラハム・リンカーンは、ロッキングチェアで、手にビー玉を握って仮眠を取っていたというのです。深い眠りに落ちると手が緩んで、握っていたビー玉が鍋の中に落ちるようにし、そこで起きるとちょうどよい具合に頭がすっきりし、1日が過ごせたそうです。
少し調べてみたところ、リンカーンがそのようなことをしていた事実は確認できませんでした。しかし、アルベルト・アインシュタインやアリストテレス、サルバドール・ダリなど、他の有名な歴史的人物が、似たようなパワーナップを実践していたようなのです(ただしダリが使っていたのは鍵と皿)。
そして、リンカーンの話は、おそらくトーマス・エジソンのパワーナップと混同したのではないかと思います。エジソンは、異常な睡眠パターンとパワーナップで有名ですが、ビー玉ではなく、ボールベアリングを使っていました。
試したい人は、以下の手順でやってみてください。
- 背もたれが直立した、ある程度座り心地のよい椅子に座る。
- ビー玉や、ボールベアリング、コイン、サイコロなどをいくつか片手に握る。
- その手を、球が落ちたら大きな音のする入れ物の上に置く。
- 眠ろうとする。
これで、ゆっくりと心地よいまどろみ状態に入るはずですが、数分して完全に意識がなくなると手からビー玉またはボールベアリングが落ち、その音で目が覚めます。このタイミングだと、ちょうど元気が回復し、長い昼寝の後によく感じる倦怠感もありません。
オフィスでちょい寝をしたいときや、週末にいろいろなことをこなしたいときにぴったりの方法です。
Image: Meria/Shutterstock.com
Source: Lifehacker US
Reference: Wikipedia
Patrick Allan - Lifehacker US[原文]