瓶ビールをグラスに注ぐとき、泡がたたないようにそ~っと注いでいるあなた! そのやり方は間違っていますよ。ゆっくりビールを注ぐと、炭酸ガスがまったく放出されません。結果的に、おいしい泡はグラスの上層部でなく、胃の中でできてしまいます。
ソムリエのビール版であるCicerone(チチェローネ)を取得しているMax Bakkerさんは、Business Insiderで次のように話しています。
ビールを何杯か飲んだ後、お腹がパンパンに張ったことがありませんか? それは、本来注ぐ時に出るはずだった炭酸ガスが、お腹の中で広がっているからなんです。
さらに、Bakkerさんは、泡のほかの役割について次のように説明しています。
ビールの泡は、ビールの原料である「モルト」の甘さと「ホップ」の苦味を感じる場所です。また、ビールの香りを保つ役割もあります。
つまり、ビールの泡を作ったほうがお腹がパンパンに張ることなく、しかもビール本来の味を楽しめるということです。
では、どのようにビールをグラスに注いだらいいのでしょうか? Bakkerさんよると、グラスを45度に傾けて、グラスの真ん中辺りにビールを注ぐといいようです。そのとき、ビールは、少し高めの位置から注ぐのがコツだそう。そうすれば、ビールがグラスの側面に当たるまでに少し空気が入るからです。グラスの半分ぐらいまでビールが入ったら、今度はグラスをまっすぐ立てて、グラスの真上から注ぎます。ほとんどのビールは泡を全体の半分弱ぐらいにするのが理想です。
Bakkerさんと同じぐらい激しいやり方をすると、テーブルにビールをまき散らしてしまうかもしれません。このコンセプトを取り入れながら、もう少しゆっくり注いで、途中で泡が少し消えるようにしたほうがいいでしょう。そうすれば、お腹に優しくなりますし、ビールもおいしくなります。
Image: Nitr/Shutterstock.com
Emily Price - Lifehacker US[原文]