Inc.:消防士ごっこやお医師さんごっこに夢中になったあのころは遠い昔。大人になって、やりたいことは見つかりましたか? 現在の仕事に就いて何年もたった今、無垢だった新入社員時代に比べて、夢の仕事には近づいたでしょうか? この先のキャリアに不安はないでしょうか?

現在需要の高い仕事や近い将来注目を浴びるキャリアなどは、リサーチすれば知ることができます。カウンセラーに相談すれば、コーチングやキャリアのアドバイスを得られるでしょう。あるいは、性格やスキルを棚卸しすることで、自分に合った方向性が見つかるかもしれません。

でも、多くの人は、昔ながらのやり方にすがっているのではないでしょうか。それは、とにかく飛び込んでみて、偶然自分にぴったりの仕事を見つけるというやり方です。

でも、『Born for This: How to Find the Work You Were Meant to Do』の著者であるChris Guillebeau氏は、ちょっと変わったアドバイスをしています。

彼は、『Quiet』の著者Susan Cainさんとの対談において、キャリアの宝くじを勝ち取ろうとしている人への変わったヒントを提案しています。キャリアに悩む人は全文を読むことをお勧めしますが、私が特に共感したポイントをいくつか紹介しましょう。

1. 労働条件を考える

多くの人が、「何を」したいかについて考えています。でも、Guillebeau氏は、「どこで」それをしたいかについて、もっと考えるべきだと言います。

働き方は、仕事内容そのものと同じくらい重要です。考えるべき労働条件としては、勤務時間中の過ごし方、1人で仕事をするのかチームで仕事をするのか、報酬の受け方などが含まれます。

その仕事に就いたときにどのような1日を過ごすのかを考えている人はあまりいません。ただ大局的な仕事の内容と、それによって社会に与える影響ばかりに注目してしまうのです。でも、毎日の瞬間が嫌いでは、大局的な視点を持ち続けることはできませんよ!

2. 副業をする

新たな仕事に挑戦することで、自分に何が向いているのか、向いていないのかを知るためのデータを増やすことができます。ですから、副業をすることで、夢のキャリアへの到達が早くなるでしょう。Cainさんは、副業についてこう言います。

副業とは、給料をもらう仕事とは別の収入の手段。アルバイトとは異なり、何かを生み出し、想定外に満足度が高いものです。

Guillebeau氏も、副業は「自信と保障になる」と同意しています。それに、多少の臨時収入は、次のヒントの役にも立ちます。

3. 辞めてみる

「勝者は決して辞めない」とは昔ながらのアドバイスですが、そんなことはありません。「あきらめる」と「手放す」には大きな違いがあるのです。ですから、うまく行かないと思ったら、辞めるべき。

私もこれには激しく同意です。


3 Unconventional Strategies to Find Your Dream Job | Inc.

Image: 4 Girls 1 Boy/Shutterstock

Source: Quiet