普通だったらクビになりそうな「やっちまった!」というシチュエーション。その時の対応の仕方で、クビになるかどうかが変わってきます。いざという時に備えて、正しい対応の仕方を覚えておきましょう。
すぐにやるべきこと
「やっちまった」ことに気がついたら、すぐに上司に知らせましょう。どんな反応が返ってくるか怖いかもしれませんが、他の人から上司の耳に入るよりはずっとマシです。上司は、なぜそのような事態が発生しているか、理由を聞いてくるはず。それに答えられる準備をしておきましょう。「CareerSherpa.net」の創設者で職探しに詳しいHannah Morganさんは、事態の収拾と再発防止のためにも、この会話が必要だと述べています。それに、上司には上司なりの解決策があるかもしれません。
もし問題の詳細を把握できていない場合は、自分のやったことを正直に述べたうえで、速やかに解決策を報告することを上司に約束してください。おそらく上司は、ミスによる影響、今までに起きたこと、これから起きるであろうことをあなたに伝えるでしょう。そこで、状況の深刻さを理解して事態の収拾に率先して取り組んでいる姿勢を示せれば、あなたがクビになる可能性はグッと低くなります。
信頼を取り戻す
上司からの評判を修復し関係を元に戻すためには、事後の対応が重要です。上司が認めた解決策を進め、進捗や結果を逐一報告しましょう。たとえ気まずくとも、オープンなコミュニケーションを保つことで、上司からのサポートを受けやすくなるとMorganさんは説明しています。
ミスを犯してから少なくとも半年は、油断をしないでください。これ以上大きなミスをしないように気を付けながら、信頼を回復できるように一生懸命仕事に取り組みましょう。自分のやるべきことがきちんとできているか、時間をかけてダブルチェックをする必要があるかもしれません。でも、その小さな積み重ねが、あなたの評判と信頼の回復につながるのです。
クビになっちまった場合
努力もむなしく、クビになることもあるでしょう。そんなときは、感情を抑えるほうが今後のためになるとMorganさんは言っています。
そんなときは、なぜやっちまったのか、どうすべきだったのかをじっくりと振り返ってみましょう。過去にも似たようなミスをしたことがあるなら、なぜ繰り返してしまったのか、それとも別の問題が隠れているのかを考えるのです。ただ自分を責めるのではなく、自分でコントロールできることに主体的に取り組むと、なおよし。自分の弱点を強化するためのトレーニングやコーチングに参加してもいいかもしれません。誰にでも改善できる領域があり、それを認識して伸ばすことはすばらしいことなのです。
もちろん、クビになって何の感情も抱かない人はいないでしょう。ですから、時間をかけて喪失感に向き合い、現実を受け入れてください。前職の上司が仕事を紹介してくれる可能性は低いので、上司の他に信頼できる人を見つけておくことも必要です。合わせて、次の就職面接までに何があったのかを答えられるようにしておきましょう。
クビになるほどの大きなミスに向き合うのは困難かもしれません。でも、速やかに上司に伝え、事態の解決に進んで取り組むことで、事態はよい方向に向かうでしょう。
What to Do If You Make a Big Mistake at Work | Lifehacker US
Image: Hamza Butt
Source: CareerSherpa.net