現在、南国フィジーで妻(日本人)と一緒に子育て奮闘中の永崎です。
私たち家族が毎週日曜日に必ず行くところ、それは「教会」です。一番の目的は、息子(2歳4カ月)を「Sunday School(サンデー・スクール)」に通わせること。親子で海外旅行や留学に行く機会があれば、その国にある教会を日曜日に訪問し、サンデー・スクールをぜひ体験してみてください。
1. Sunday Schoolとは
ざっくりいうと、日曜日に教会で子供たちが聖書について学ぶ場です。教えるのは、教会の関係者や有志たち。牧師さんによる説教は子供たちには難しく、じっとしていられない子もいるので、礼拝堂とは別の部屋で子供たちを預かってくれる仕組みがSunday Schoolです。大人たちも礼拝に集中できるので助かっています。私たちのようにキリスト教を信仰していなくても、また外国人であっても参加は可能。
※ 通常、寄付金を支払います。フィジーだと、1フィジードル程度(約60円)が相場です。
2. 何をするのか?

私たちが通っている教会(フィジー)では、「3歳以下のクラス」「幼稚園クラス」「小学校クラス」「中高生クラス」と4つに分かれています。息子は「3歳以下のクラス」に入っており、朝8:00〜10:00までの2時間、体操したり、遊んだり、学んだり、おやつを食べたりします。

「遊び・学び」のパートでは聖書のストーリーを勉強し、それを演じることが多いですね。この前の日曜日は、祈りの重要性を説く物語でした。祈り続ける預言者ダニエルは、悪者たちに陥れられるもライオンに襲われることなく、逆に悪者たちがライオンの餌になった話。

そして上のクラスになれば、参加者どうしで学校での問題について話し合ったり、人間関係の悩みを相談し合ったりもしています。
また、イベントもよく開催されており、川辺でバーベキューをしたり海に遠足に行ったり。
3. メリット
親子で海外旅行や留学しているときに、Sunday Schoolを利用する三大メリットは以下。
- 英語の勉強になる
- 宗教の勉強になる
- 地元の人たちと交流ができる

旅中にローカルの人たちとの交流機会をつくるのは、お土産の購入やツアーの申し込みなどお金のやり取りが発生する場合を除けば、なかなか難しいと思います。しかし、教会という場所だと自然に受け入れられ(英語が不得意でも、忍耐強く理解しようとしてくれるなど)、利害関係がない状態で交流を楽しむことができます。
数回通うとコミュニティの一員として認められ、運営の役割を担うようになり、より深く関わることができるようになります。私の妻はキリスト教信者ではありませんが、すでにSunday School運営のキーパーソンにまでなっています。特にフィジーはキリスト教徒が多いので、教会を中心にネットワーク(人脈)を拡大していくことが、ローカル社会にどっぷりと浸かる最短経路です。
4. まとめ
教会に一度でも行ったことのある方はわかるかと思いますが、独特な優しい雰囲気。どんな人でも笑顔で受け入れてくれます。日本でもSunday Schoolを英語で開催している教会はたくさんあるので、海外だけでなく国内でも訪問してみてはいかがでしょうか。
Image: Valery Shanin / Shutterstock.com
Photo: 永崎裕麻