11月22日は「いい夫婦の日」。今まで一緒に暮らしてきたことに感謝し合い、いっそう素敵な関係を築くために、明るい夫婦生活を歩んでいこうと誓い合う日でもあります。
この大いなる記念日、そして来たる、パートナーとの気持ちの確認をし合うクリスマスシーズンを笑顔で迎えるべく、ポルシェがオフィシャルムービーを制作するそうです。ライフハッカーではその制作現場を潜入取材してきました。

撮影場所に選ばれたのは「ホテルグランバッハ熱海クレッシェンド」。伊豆山の標高361メートルに位置する、相模湾を広く眺めることのできるラグジュアリーホテルです。
ここにとあるご夫妻をご招待。ポルシェの考える「大切な人と、時間と空間を共有する」体験を実現するために、おもてなしをさせていただきます。
ミュージシャンの川畑要さんと企画をプロデュース

今回のプロジェクト、実は、ご招待したご夫妻の奥様には内緒のプロジェクトでもあります。そこで、今回ポルシェはミュージシャンの川畑要さんに依頼して、十二分に楽しんでもらうための仕掛けを計画することに。
川畑さんといえば『CHEMISTRY(ケミストリー)』のボーカルとしてもみなさんご存じでしょう。素敵なラブソングを、心に響く芯のある声で歌い上げるその姿に、憧れる人も多いはず。
彼のアイディアが加わることでどんなサプライズを奥様にプレゼントできるのか。期待が募ります。

ところで、車が大好きという川畑さんは、以前にも2台のポルシェを乗っていた大のポルシェファンでもあります。彼にとって、ポルシェとはどのような存在なのでしょうか。
他の車も乗っていますが、ポルシェは運転時の車体の安定感が高いところがとても好きです。加速するときに「重み」があって車体のブレを感じない。だから、遠出のときに高速道路を走っていても怖くない。あとそうですね、細かいところだと、ドアを閉めたときの「ドンッ」という音も好きです。
純粋なスポーツカーという印象が強いポルシェですが、川畑さんはポルシェ・プロダクトの上質な作り込みの部分にこそ惚れ込んでいるようですね。
2人でのデートの時間をきらびやかに演出する
今回お越しいただいたのは、元レースドライバーで現在は新潟県でカーショップを経営されている近修(こん・おさむ)さんと、奥様の近育子(こん・いくこ)さん。修さんは新潟ローカルアイドル振興協会顧問、越後組プロジェクト/越後姉妹プロデューサーという顔も持つ、マルチな場で活躍されている方です。
過去に空冷のポルシェ911のハンドルも握っていたという近さんだけに、今回のポルシェからのプレゼントは心躍るものではないでしょうか。
そして、時はやってきました。

レストランで食事を楽しまれていた近ご夫妻の前に、川畑さんが登場! 歌うのは名曲ぞろいの『CHEMISTRY』の曲の中でも、代表的な1曲といえる「My Gift to You」。

突然の川畑さんの登場に驚きを隠せなかった育子さんですが、「My Gift to You」を聴くうちに、これが自分へのプレゼントなのだと気づいて満面の笑みに。歌のあと、川畑さんからお祝いの言葉を受け取ると、修さんと川畑さんへ、握手とともに感謝の言葉を伝えました。

「My Gift to You」は2002年に発表された曲です。あれから14年。長い時間をいっしょに過ごしてきた奥様と当時の思い出を振り返り、そしてこれからの人生もより楽しんでいこうと誓うにはぴったりの曲といえるでしょう。

今回のプロジェクトは、熱海という土地と上質なホテルで、特別な時間と空間を楽しんでもらう、というものでした。しかし打ち合わせが盛り上がるにつれて、修さんの思い出の曲でもある「My Gift to You」のミニライブを贈りましょう! と、いう話になっていったのです。
2人だけの上質な移動空間を約束する「ポルシェ718ケイマン」

今回のプロジェクトのトリを飾るのは「ポルシェ718ケイマン」。2人乗りのミッドシップ・クーペです。
ポルシェといえば、ストイックなイメージを持つ人もいるでしょう。究極のドライバーズカーであり、他のシートがあったとしても自分1人で乗るのがいい、という風潮もあるのだとか。

しかし、ポルシェの奥深さはそこに留まりません。今年デビューした「ポルシェ718ケイマン」は、上質を知る人にこそ乗っていただきたい1台なのです。
安全かつ快適に目的地までダッシュできる運動性能、2シーターながら車内には余裕があり、2人でリラックスしながら移動できる空間設計。ハイグレードな内装の作り込みがされているところも、「ポルシェ718ケイマン」のキーポイントです。

ポルシェジャパン株式会社 マーケティング部の松岡直紀さんいわく、「ポルシェ718ケイマン」は2人だけの空間で2人だけのドライブを作り上げる時間をご提供できるのではないか、とのこと。
「ポルシェ718ケイマン」は意のままに操れるドライビングで"楽しい"の一言に尽きる2シータースポーツカーですが、フロント・リアフードにそれぞれラゲッジコンパートメントを備えた、日常にも十分に活用いただける1台でもあるんです。

川畑さんにも「ポルシェ718ケイマン」の魅力を語っていただきました。
僕はクルマで遠出することが多いんですけど、東京の都市から郊外の山道へ切り替わる、まわりの景色がガラッと変わる瞬間が好きです。そんな、周囲の空間がうつりかわりゆく時の流れを、718ケイマンで、大切な人と共有できるって素敵だな、と思いますね。

長く暮らしていくと、「言わなくてもわかる」という状況が増えていきます。しかし、普段からの気持ちを言葉にしないと、次第に感情がすり減ることもあるでしょう。
改めて記します。ポルシェが伝えたいのは「大切な人と、時間と空間を共有する」こと。それが、2人の人生を過ごす上でとても大切だということ。

ビジネスシーンにおける時間は効率こそが優先されますが、パートナーとの関係を続ける上で合理性ばかり考えてしまっては、もったいないでしょう。限りある人生なのだから、2人でいるときは思いっきり贅沢に時間をつかいたいものです。
「ポルシェ718ケイマン」ならその空間を十二分に楽しめます。
The New 718 Cayman Debut|ポルシェジャパン
(文:武者良太/撮影:武者良太、市田智之)