ランニングするたびに膝に痛みを感じるなら、何らかの故障があるはずです。幸いにして、先々この痛みを感じずにすむためにできることが2つあります。

Tech Insider YouTube channelのビデオで、ランニング・コーチ兼元オリンピック選手のJohn Henwood氏が、ランナーの膝の痛みの原因とその防止策を説明しています。

要は、走るときどのように膝を使っているかに尽きます。ほとんどの痛みは腸脛靱帯の緊張と、膝を安定させる大腿部の筋肉の弱さが原因で、膝の使い方が良くないせいです。

この痛みを避けるには、ステアマスターやエリプティカル・マシンを使って膝を安定させる筋肉を強くする必要があります。水泳も筋力増強やコア・マッスル強化に効果的なのでHenwood氏のお勧めです。

それから、ランニングの前には、必ずストレッチをしてください。梨状筋、臀部、ハムストリング筋(膝筋)を緩めるのです。いい感じにストレッチした状態になると、膝の関節が正しい位置に保たれ、正しい脚運びを続けられます。

レースに出るために練習している人には、週に3、4日のランニング、週に2、3日のクロストレーニングと筋力トレーニングを行い、必ず週に1日は休みの日を設けることをHenwood氏は勧めています。

ここでご紹介したことを実践しても膝の痛みが良くならないときは、ランニングをストップして医師の診断を仰ぎましょう。

How runners can avoid knee pain | YouTube

Patrick Allan(原文/訳:春野ユリ)

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