スマートフォンにタブレット、PC、スマートウォッチ...ウェブに接続することで、さまざまな便利な機能を実現したモバイルデバイスたち。かつて、モバイル環境といえばスマートフォンかノートPCが1台あれば事足りていましたが、いまや複数の機器をウェブに常時接続させるのが当たり前の時代となっています。
これらの機器は、モバイルWi-Fiルーターやスマートフォンのテザリング機能を介して運用されることも多いでしょう。しかし、SIMスロットを備えたPCやタブレットは、やはりSIMカードをセットして単独でウェブに接続したほうがよいでしょう。Wi-Fiやテザリング元の機器に縛られず、スリープ状態からでもすぐにウェブに接続できる...その機動性は他に代えがたいものがあります。
モバイルユーザーが複数の回線を持つとき、多くの人はスマートフォンを「メインSIM」として、他のデバイスは「サブSIM」として運用することでしょう。先日、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、サブSIMとしてきわめて使いやすい『nuroモバイル』をリリースしました。その特徴をチェックしてみましょう。
ルールは1つ。単純明快な「1GB=200円」プラン
ほとんどの通信サービスは、1カ月あたりのデータ通信上限で区分けされた、いくつかの「通信プラン」を用意しています。契約時にプランを選ぶわけですが、1GBあたりのコストパフォーマンスに優れたプランもあれば、データ上限に余裕のあるプラン、支払い額が安いプランもあり、選ぶにはちょっとした知識が必要です。

その点、『nuroモバイル』は「1GB=200円」というシンプルなルールを用意しています。最初の2GBは700円(1GBあたり350円)ですが、以降は1GB増えるたびに月額料金が200円増えるという仕組み。2GB~10GBまで1GBきざみにプランが用意されているので、とにかく自分が毎月消費しているデータ量と等しいものを選べば、それがもっとも自分にあったプランになるのです。

また、データ量ではなく「1カ月あたりモバイル回線に使える予算」でプランを選ぶ方法もあります。自分がモバイル回線に支払ってもいいと思う金額を「かんたんプラン診断」に入力すれば、1カ月あたりどれくらいのデータ量を使えるかがわかります。
1GBきざみで無駄なし。月ごとにプランをこまめに変更できる
たいていの場合、毎月のデータ通信量にはゆらぎがあります。プランを契約するときは、通信量が上限を上回ったときを想定し、多少余裕を持ったプランを選ぶのがセオリーでしょう。とはいえ、出張や旅行といったイベントが原因で1カ月だけ通信量が跳ね上がり、月末を待たずしてデータ通信上限を超えてしまった...というケースはよくあります。

『nuroモバイル』は、1GBきざみのプラン変更をいつでも行うことができます(プランの変更が適用されるのは翌月から)。データ通信量が増えそうな予定がある月は、あらかじめスマートフォン上からプランの変更を手配しておけば、データ上限を超えることはまずなくなるでしょう。また、デバイスの使用頻度が低くなることがわかっているなら、最低限のプランに切り替えて維持費を押えることもできます。
なお、月末まで余ったデータ通信量は、繰り越し分として翌月の通信上限に追加されます。初月は予想より多めのデータプランで契約しておき、翌月からプランを微調整するのがよいでしょう。
メインSIMとしても使える拡張性
サブSIMとして便利な『nuroモバイル』ですが、メインSIMとしても申し分ありません。月額料金に+700円することで、音声通話回線を選べます。留守番電話や転送電話といったオプションもあり、毎日通話するほどではないユーザーなら十分なプランでしょう。

また、SIMとセットで購入できるスマートフォンとして、ハイスペック端末の「ZenFone™3」、防水など日本向けの機能をそろえた「arrows M03」、エントリーモデルの「Blade E01」の3機種も用意されています。いずれも24回の分割払いが可能で、大手キャリアのように毎月の利用料とあわせて代金を支払うことができます。
「1GB=200円」という価格設定と、気軽に変更できるプランにより、通信量の少ないスマートウォッチから、スマートフォン以上にデータを消費するであろうPCまで、さまざまなデバイスに対応できるフレキシブルなSIMとなった『nuroモバイル』。モバイルデバイスのために新たな回線を契約したいとき、一度はチェックすることをおすすめします。
nuroモバイル|ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
(ライフハッカー編集部)