Field Guide:毎日使うパソコンの必須ツールであるクリップボードツールの機能は限定されています。未だにクリップボードツールは1度に1つのアクションしか起こせないのです。たとえばなにかを新たにコピーまたはカットしたら、前にコピーまたはカットした内容は消えてしまいます。
そんなクリップボードの不自由さに飽き飽きしている人に朗報です。WindowsとMac両方で、コピー&ペーストができるツールがあるのです!
1. CopyClip

クリップボードに保存したいテキストがたくさんあるMacユーザーにおすすめしたいのが「CopyClip」です。このツールは最大230個の直近のテキスト形式のクリップボードアイテムをタブ保存でき、キーボードのショートカットは一番直近のエントリーに自動的に適用されます。
CopyClipはフリーのツールですが広告が表示されてしまいます。有料でもいいから広告を消したい場合は「CopyClip 2」を使いましょう。こちらもメニューバーから利用可能ですが、よりモダンなインターフェースと詳細検索機能が付いています。
2. Ditto

Windowsユーザーにおすすめしたいのが「Ditto」です。こちらはインターフェースがイマイチですがたくさんの優れた機能を持っています。クリップボードの履歴は999個まで遡れ、アイテムを期限切れにすることや、キーボードショートカット対応、一発検索やポータブルモードもあります。
テキストを特定のフォーマットでコピーできるなど、Dittoではさまざまなオプション設定が可能です。
3. Copy'em Paste

「Copy'em Paste」は有料ツールですが、macOSにとって最適なクリップボードマネージャーです。アプリはテキストとイメージを無限にコピーでき、複数のテキストやイメージをひとまとめにしてペーストすることが可能です。さらに、スクリーンショット機能も内臓しています。
保存したクリップはメニューバーやキーボードショートカットから選択でき、ツールウィンドウからのドラッグ&ドロップ式ペーストにも対応しています。高度なクリップボードマネージメントも可能で、1つのクリップを複数に分割することもできます。
4. 1Clipboard

「1Clipboard」はWindowsとmacOS両方に対応したツールです。ローカルでもコンピューター1台でも使えますし、Google Driveを使って複数のマシンとクリップを共有することも可能です。
特定のアイテムにスターを付けることも可能で、クリップボード履歴からの検索、カスタムキーボード設定もできます。競合プログラムが提供している付属機能が欠けていますが、大抵のユーザーが必要とする機能はすべて備えています。
How to Copy and Paste Like a Boss | Field Guide
David Nield (訳:wasabi)
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