Inc.:他人に対して応答するとき、何かを決めるとき、マネージャーやチームメンバー、友人、親、配偶者、肉親などさまざまな役割を演じているとき、実はその場に応じてアドリブで行動しながら毎日過ごしています。
そして、アドリブでうまく対処するためのルールがあります。そのルールを知っていれば、揉め事やコミュニケーションの壁を避けられるようになり、直感や知恵を働かせてその場でうまく行動できるようになります。
会話コミュニケーション力向上のための基本的ルールを以下にご紹介します。今日からすぐにでも始めてみましょう。
1. 「そうですね。」の次は「でも」でなく「だから」で続ける
否定はコミュニケーションの阻害と状況悪化を招く最大の原因です。相手に同意できないときでも、「そうですね。だから~」と言えば、相手の意見を受け入れながら話を進めることができます。
他人とのコミュニケーションでは逆接の「しかし」や「でも」を使うことがよくありますが、それを順接の「だから」に置き換えるようにすれば、別々の2つの内容を否定的な言葉を使わずに伝えることができます。
払戻はできない規則になっています。しかし、ご注文の変更は可能です。
これを次のように言い換えます。
コミュニケーションの中で「しかし」や「でも」を使わなければならないと感じるときは、1つの内容を伝え終えて、別の内容に移らなければならないときです。
2. 新しい情報を進んで受け入れる
「そうですね。だから~」と言うと、その先は何か新しい情報を加える必要があり、それにより物事が先に進みます。
今話している相手とどのように会話のキャッチボールを展開させていくか考えてみましょう。新しい情報を加えることで細かい点が明確になったり話を展開させたりできます。
これを次のように言い換えます。
新しい情報を提供すると、話がどんどん展開していき、それにより興味や共感が生じて、相手のこともそれを取り巻く環境に関しても、お互いに理解を深めていく機会が得られます。
3. 具体的に詳細を説明する
人に何かを伝えるときは、具体的に話すとこちらの立場を良く理解してもらえます。なるべく細かいところまで伝えるようにしましょう。具体的に話すと相手に推測の余地が無くなり、誤解を防ぐことができます。
質問をするときは、自由回答形式でなく具体的な質問をしてください。例えば、「お元気ですか?」でなく「今朝はいかがですか?」という具合にです。
質問が具体的だと、相手は「この人の質問はどういう意味だろう。いったいどんな情報が欲しいのだろう」と考えずにすみます。
ランチをしに我が家においでください。
これを次のように言い換えます。
4. 感情表現を交えてみる
相手や自分自身と対峙していると、感情が反応するのを実感できます。感情を表現すると、変化、ユーモア、相手との一体感、こちらの本気さが伝わるので、最後は会話を通して相手と共に作っているストーリーを一緒にたどっている気分になれます。
今この瞬間と感情表現を大切にすると日常生活が生き生きとしてきます。
これを次のように言い換えます。
5. 自分を信頼する
「信頼」というと相手を信頼することだと思いがちです。本当の信頼とは、自分を信頼して自分の感情を相手に伝え、途中で自分も感情的に変化していったり、頑張って成長していくことです。
まず自分を信頼しましょう。
5 Simple Rules That Can Instantly Make You a Better Speaker and Writer | Inc.
Samira Far(訳:春野ユリ)
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