忘れてしまいがちですが、刃物の「切れ味」は消耗品です。気づかないくらいゆっくりと鋭利さを失います。とはいえ、砥石で研ぐのは時間がかかりますし、手間もかかります。なにより難しい。
なんだか最近包丁が切れない気がする。それなら京セラ「ファインシャープナー」を使って手早く仕上げましょう。60秒とかかりません。
メーカーの動画では、トマトを潰すようにしか切れなかった包丁が30秒後にはトマトをスパッと切れるように。
自身で使ってみるまでは半信半疑でしたが、仕上げた刃を指の腹でなでればカリカリとした手触り。よく研げています。爪に当ててみると滑ることなく、ピタッと止まる。食いつきのいい証拠です。砥石で丁寧に研いだものと比べるのは酷ですが、なかなかの仕上がり。
砥石で包丁をとぐ時に言われるのが、4:6 ないし 3:7 といった比率。右利きであれば右側を重点的にとぐことで、食材を直接「切る」部分である「刃道」が左側に寄り、扱いやすい包丁になるのだそう。片側ずつとげるこのシャープナーなら、そういった研ぎ方も可能です。
包丁用のガイドは外すことができ、様々な刃物を研ぐことができます。ガイドを通らない厚手の刃物やマルチツールのナイフ、ピーラーなんかも研げちゃいます。ガイドを外して使うときは、シャープナーの方を動かすように研ぐのがコツ。

切れ味あってこその刃物、切れる包丁で快適に料理をしましょう。
京セラ | ファインシャープナー SS-30
(西村おきな)