今世界中で人気になっているゲームの多くは無料でプレイできるゲームですが、今日まで利益を生み出して生き残り続けています。どうやってお金を生み出しているのか疑問に思ったことがありませんか?そこで今日はこうした無料ゲームが利益を生み出す仕組みと、どうやってユーザーに実質無料である仮想空間のアイテムに本物の現金を使わせているのかを簡単に説明します。「Vox」のユーチューブチャンネルでは「フリーミアム」と呼ばれるゲームの複雑なビジネスモデルを分かりやすく紹介しています。こうした無料ゲームは行動心理学をもとにしてユーザーをゲームに夢中にさせてゲームプレイに課金するように促します。以下、そのなかでも特筆すべき仕組みを挙げます。

  • 無料ゲームは複雑なレートを持った仮想通貨を用います。たとえば宝石、ゴールド、コインなどです。そのためユーザーは本物のお金を使っている気分がしません。これは現金よりもクレジットカードの方がお金を浪費しやすいのと似ています。
  • 仮想通貨の購入は即時決済で簡単です。1回画面をタップするかクリックすれば購入が完了し、実際にお金を使ったことがほとんど分からないくらいです。しかし、ゲームのそのほかの部分は攻略するまで退屈で難しいので、課金してさっさと勝ちたいという欲が強くなるようにできています。つまり、ゲーム開発者はゲムから利便性をあえて取り除くことでユーザーにそれを買わせているのです。
  • フリーミアムのゲームで課金するユーザーはごく少数の割合に限られていますが、この課金ユーザーはかなりの大金を課金します。こうしたユーザーは「クジラ」と呼ばれ、ゲームの存続を支えます。

もちろん、なかにはこの仕組みに当てはまらないフリーミアムもあります。たとえばポケモンGOの現金で購入するショップは少し地味です。ショップ内で売られているアイテムは現金で買える利便性があるものの、この仕組みはどちらかというと課金のハードルを低くするというよりかはより多くのプレイを促進させるためのものです。それでもアップルとグーグルのストアにおけるポケモンGOの売り上げの勢いはとどまるところを知りません。

How free games are designed to make money | YouTube

Patrick Allan (原文/訳:wasabi)