毎日のひげ剃りは、多くの社会人男性にとって大切なマナーのひとつです。そして、いつの時代も変わらない悩みとして言われるのが「カミソリ負け」。
T字型カミソリの世界シェアNO.1を誇るジレットは、その大きな要因のひとつが「リストローク(肌の同じ場所を2度以上剃ること)」であると考え、4年間の研究開発の末、肌を守る新機能を搭載した新製品「ジレット フュージョン5+1 プロシールド」を発売することになりました。
まずは、ジレットがカミソリ負けの要因を「リストローク」だと考えるに至った理由がわかる動画を見てみましょう。
気付かないうちに肌を傷つけているかも
突然ですが、1回の「ひげ剃り」でカミソリを何往復させているか知っていますか? 個人的には30回から40回ぐらいだと思っていたのですが、P&Gの調べでは、平均で170回もストロークしているそうです。
動画を観ると、無意識のうちに同じところを複数回剃っていることがわかります。最初の50回はシェービング剤のある状態ですが、リストロークしている残りの120回はシェービング剤のない状態で剃っていて、これが肌を傷める原因のひとつになっているのです。

では、ジレットはこの問題を解決するために、新製品「ジレット フュージョン5+1 プロシールド」にどのような機能を追加したのでしょうか? 編集部で体験会に参加し、製品の魅力を伺うとともに、実際に新商品を体験していきました。
刃の前後についたジェルスムーサーが肌を守る

「ジレット フュージョン5+1 プロシールド」のポイントは、ジェルスムーサー(黄色いパーツ)が刃の前後についていること。ジェルスムーサーには潤滑成分が配合されていて、より滑らかなすべり心地を実現してくれます。
ジェルスムーサーが前後についているので、シェービング剤がなくなっているリストロークの際にも、刃が肌に当たる前にジェルスムーサーが肌を守ってくれるのです。
従来品には刃の後ろにしかついていなかったジェルスムーサーが、前部分にも追加されたことが今作の目玉ですが、この開発には約4年の歳月がかかったそうです。
どうしてそのような多くの年月を必要としたのでしょうか? ジレットを販売するP&Gジャパン アシスタントブランドマネージャーの辻正鷹さんに伺ってみました。

こうした構造の細かさから、ジレット開発チームの「カミソリ負けを解消する」「深剃りも追求する」という2つの想いへの本気度が伝わってきました。
また、「ジレット フュージョン5+1 プロシールド」には、2010年に「剃るから、すべらせるへ。」というコピーとともに発表された「極薄5枚刃」と、2014年に開発された3次元シェービングの技術「フレックスボールテクノロジー」も搭載されています。
「極薄5枚刃」は医療用メスよりも薄い刃を使い、抵抗を抑えるコーティングを施すことで、「剃り味」と「肌への優しさ」を追求しました。

そして「フレックスボールテクノロジー」は、ハンドル部分に搭載されたフレックスボールによってカートリッジ部の可動域をひろげ、顔の凹凸に対応する3次元シェービングを実現しました。
これらの技術は、それぞれ多くの開発年月をかけた末に、世の中に発表されてきたもの。そういう意味で、「ジレット フュージョン5+1 プロシールド」は、ジレットの歴史が集結したモデルと言えるのではないでしょうか。
「ジレット フュージョン5+1 プロシールド」で、実際に髭を剃ってみた


体験会では、実際に新製品を使って髭を剃ることができました。プレゼンテーションを聞いた後に改めて鏡の前で髭を剃ると、自分も同じところを3~4回剃る習性があることに気付きました。
ジレットは一度身についたシェービングの習慣は簡単には変えられないものと考えて、ジェルスムーサーを刃の前後に搭載したとのことです。

「ジレット フュージョン5+1 プロシールド」の感想としては、従来モデルよりも剃り心地が滑らかな印象でした。ジェルスムーサーは、水に反応して潤滑成分が溶け出すそうなので、水にしっかりつけて剃ってみることがコツだと感じました。

また、編集部員の開發は「カミソリ負け」で悩んでいましたが、前後にスムーサーがあると安心できて、心地よく剃ることができたと話していました。
今回の体験会を通しての感想としては、1回の「ひげ剃り」で、カミソリを170回もストロークしていること、そして、そのうちの120回はシェービング剤のない状態で剃っているという事実にまず驚きました。
そして、ジェルスムーサーのすべり心地を実際に体験して魅力を知るとともに、「カミソリ負けを解消する」「深剃りも追求する」という目標のために、ロジカルに原因を解明してプロの技術を結集し続けているジレットというブランドに、心から共感しました。


T字型カミソリの生みの親であり替え刃という概念の発明者でもある、ジレットの創業者ジレット・キングは、こう言っていたそうです。
「私たちは、より良いものを作ることができなくなったとき、カミソリを作ることをやめる」と。ジレットの信念が、「ジレット フュージョン5+1 プロシールド」にも引き継がれているのだと感じる体験会でした。
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(文/松尾仁、写真/廣田達也)