撮り歩きは、写真の腕を磨く練習にも、ちょっとした運動にもなります。上の動画では、良い写真を撮るためのコツをいくつか教えてくれています。
知らない人のために説明すると、撮り歩きというのは、単に写真に取りたいものを探して歩き回り、写真を撮るものです。特に目的も、制限時間もありません。ただウロウロして写真を撮る練習をするだけです。何人かグループで一緒に回ると、もっと楽しいものになります。
上の動画では、Cooperative of Photographyが、撮り歩きを最大限に活用する23のコツを教えてくれています(編注:解説は英語ですが、以下を読んだ上で視聴すれば、どうすればいいかかなりよくわかると思います)。
- 暗い色の服を着る。明るい色の服は目立ってしまう。
- リモートでシャッターを切れるカメラもある。
- 適切なモードを選ぼう。Pモード(プログラムオート)は設定ではなく撮影に集中できる。
- 構図を決めたら、時が来るのを待つ。
- 連写モードで撮影して、ベストな1枚を選ぶ。
- 決定的な瞬間を待つ。
- 状況や場所の輝度を考えて、被写体を明るい場所で撮る。
- 休憩して、写真を1〜2枚インスタグラムに投稿しておけば、後で大量に投稿せずに済む。
- その時に、写真のバックアップも取り、メモリーカードを空にしておく。
- 新しい構図を探そう。例えば、低いところから。
- そして、高いところから。
- 新しいアングル探しに三脚を使う。
- 水を撮る時は、シャッタースピードを遅くすれば間違いない。
- 被写体に対して自然なフレームを探そう。
- 路地や戸口は良いフレームになる。身を潜めて、待ってみよう。
- 被写体の一部だけを撮るのもおもしろい。
- 影も良い写真にしてくれる。
- それから、映り込みも。
- 人を撮るのを恐れないこと。
- 自己紹介して、写真をメールで送ると言って名刺を渡そう。
- 写真は決して消さずに保存すること。後で見直したり、意見をもらうのに役に立つ。
- 街中の写真はモノクロが効果的。
- 写真は加工、編集し過ぎないこと。写真を加工したことが明らかなのは、ツールの使い過ぎ。
最後に、撮り歩きに出かける前に、撮影者の権利に関するガイド(英語)をチェックしておきましょう。公共の場で撮影するのは合法ですが、不快な思いをする人や、話しかけてくる人もいます。動画の中でも指摘していますが、名刺を渡せば、撮影した人を安心させられるだけでなく、あなたの写真の新しいファン獲得にも役立つかもしれません。
23 Ninja Tips For Your Next Photo Walk | COOPH
Eric Ravenscraft(原文/訳:的野裕子)
Photo by Shutterstock.