Inc.:最近では、読み物がなくて困っているという人は見かけません。オンラインには優れたコンテンツがあふれていますし、「おすすめ本」リストやら「必読本」リストやらがあふれています。大半の人は、チェックすべき本を見つけるより、読みたいもの全部を読む時間を見つけるのに苦労しているのです。
解決策の1つは、もっと読むことです(どんなに忙しかろうと、これは可能です。ヒントはこちら)。そして、もう1つのアプローチは、戦略的に読むことです。読む本をもっと慎重に選び、それぞれからより多くを学べば良いのです。こちらのアプローチのほうが自分には向いているという方には、Susie Mooreさんが「Greatist」に投稿した最近の記事をおすすめします。
Mooreさんの人生は過酷なスタートを切ったそうです。そんな彼女は記事のなかで、自己啓発本を読み始めたきっかけを語り、夢中で読んできた何百冊という本から、どんなに大きなインパクトを受けてきたかを解説しています。「読書体験が与えてくれた力は、私の人生におけるほかのどんな影響よりもずっと大きなもの」なのだそうです。
自己啓発の良書が教えてくれる英知に興味はあるけれど、何百冊もの本を読む時間をつくるのは難しいですよね。そんな人たちにはとりわけ、Mooreさん自身が学んできたことを5つのシンプルな教訓にまとめているセクションがおすすめです。以下に、その価値ある言葉の一部をご紹介しましょう。興味がある方は、ぜひMooreさんの投稿記事全文をチェックしてみてください。
1. 自分の人生に責任を持つ
「自分が望む人生を築くためには、それに対して自ら単独で責任を負わなければなりません。親や昔のパートナー、過去に与えられた(あるいは与えられなかった)チャンスなどのことは忘れてください。あなたの人生の方向を決めるのは、100パーセント、あなたなのです」とMooreさんは言っています。
2. 望む通りの自分になれる
「あなたが自分の才能と能力をどこまで使うかは、あなた次第です」とMooreさんは書いています。「でも、そうした才能や能力は、分かち合い、ほかの人たちの役に立つために存在しています。あなたには、本心ではなれるとわかっている自分になる義務があるのです」。誰かに許可を求める必要なんてないのです。
3. 一番大切なのは物事の捉え方
「最低の気分ですか? それは、今この瞬間にあなたが考えていることが原因です(おそらく、その根底には恐怖や罪悪感があるはずです)。喜びで満たされていますか? それは、今この瞬間にあなたが考えていることのおかげです(おそらく、その根底には感謝や世界に対する満足感があるはずです)」とMooreさんは解説しています。幸いにも、人間は自分のものの考え方を変えられる、と彼女は指摘しています。
4. 自分を愛そう
「愛に値する人物になるために、特別なことをしたり、特別なものを手に入れたり、特別な存在になったりする必要はありません。存在しているだけで愛に値しているのです」。まったくその通りですよね。
5. 「大いなる力」は存在する
これには異議を唱える人もいるでしょう。それに、「大いなる力」が具体的に何なのかについては、なおさら意見が食い違うはずです。しかし、自己啓発本の模範生であるMooreさんに言わせれば、人はただ「自分ができることに最善を尽くし、そのあとは自分より大きな力を信頼」すれば良いのです。
This Woman Read 500 Self-Help Books So You Don't Have To|Inc.
Jessica Stillman(原文/訳:阪本博希/ガリレオ)
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